十王岩。鎌倉の隠れパワースポット
2021/09/20
鶴岡八幡宮の真北に位置する十王岩。鎌倉の街をまっすぐに見下ろすこの場所は、鎌倉パワースポットのひとつです。
時の流れを感じる磨崖仏
天園ハイキングコース脇の高みにある凝灰石の大岩。表面に冥界の十王像が3体刻まれていますが、かろうじて仏像であることがわかるほどの風化が進んでいます。
展望は、一直線に伸びる若宮大路と相模湾が望め絶景ポイントです。(2021年9月20日撮影)
十王岩とは
鎌倉の北外周のなぞる天園ハイキングコースのなかほど、鎌倉の街を不自然なほどまっすぐに見下ろす場所に十王岩があります。
風化が進んでいるものの3体の仏像(如意輪観音・血盆地蔵・閻魔大王)が彫られているこの岩は、夜毎不気味な音をたてていたことから「喚き十王」とも呼ばれてました。
一方、岩の上に登ると、この場所が鶴岡八幡宮のちょうど真裏に位置するため、鶴岡八幡宮から海まで続く若宮大路がはっきり見えるとても不思議な場所です。このことからここは鎌倉防衛の戦略的な位置だったということもわかります。
もしかしたら防衛上重要な場所だったので、当時にこのような噂を流したのかもしれませんね。
十王岩について
喚き十王岩
謎多き鎌倉のパワースポット十王岩。風化が進み無常観があります。左から如意輪観音、血盆菩薩、閻魔大王。
十王岩はそのアクセスの悪さもその魅力?です。(2021年9月20日撮影)
十王岩からの景色
十王岩から若宮大路を望む
若宮大路が鶴岡八幡宮から海までまっすぐ続くいているのがはっきり見えます。(2021年9月20日撮影)
十王岩へのアクセス
十王岩は天園ハイキングコース沿いにあります
天園ハイキングコース内。建長寺より徒歩約40分。
十王岩は天園ハイキングコースの勝上献展望台と今泉台分岐の中間点に位置しています。
※クリックで拡大。「天園」の案内板より(現在地が指しているのは天園です)