鎌倉アルプス。天園ハイキングコースと建長寺
2020/05/24
オススメ度:
東京から電車でほんの一時間、週末の鎌倉ハイキングはいかがでしょうか。天園ハイキングコースは鎌倉アルプスとも呼ばれ、鎌倉北部の外周を巡る全長約5キロのハイキングコースです。
新型コロナウィルスの影響にご注意ください!
あじさいの時期に皆様に鎌倉の情報をお届けできることを楽しみにしています。どうぞ外出自粛要請が出ているエリアへの不要不急の訪問をお控えください。新型コロナウィルスに関する鎌倉市の情報は、鎌倉市新型コロナウイルス対策特設サイトからご確認ください。
台風の影響によるハイキングコースの通行禁止にご注意ください!
2019年9月の大雨や台風の影響により、「天園ハイキングコース」は倒木等により通行できない箇所があり通行禁止です(2019年11月5日現在)。紅葉シーズンに差し掛かり大変残念ですが、お出かけの際は状況をご確認してお出かけください。詳しくは、鎌倉観光公式ガイドのホームページをご確認ください。
※クリックで地図が拡大します。
鎌倉アルプスを行く健脚ハイキングコース
鎌倉市街の北から東連なる「鎌倉アルプス」を抜け、北鎌倉の建長寺と石の庭で有名な瑞泉寺など二階堂方面の寺々をつなぐ天園ハイキングコース。起伏も大きく全長約5キロ近くと歩きごたえのあるコースです。
相模湾を望む展望スポット、歴史を伝えるやぐら、石仏が鎌倉らしい風情を感じさせてくれるなど。鎌倉を代表する本格的なハイキングコースで、大変人気のあります。
ここで紹介するコース以外にも、明月院谷から上がるルート、建長寺回春院から上がるルート、覚園寺から上がるルートなど複数のハイキングルートがあります。
※この記事では建長寺から二階堂(瑞泉寺)方面に向かうルートでご案内します。
建長寺から二階堂(瑞泉寺)方面に向かうルート
- 天園ハイキングコースその1~建長寺、半僧坊から十王岩へ~
- 天園ハイキングコースその2~十王岩から天園へ~
- 天園ハイキングコースその3~天園から瑞泉寺へ~
天園ハイキングコース~建長寺の奥座敷、半僧坊へ
ここでは北鎌倉の建長寺から二階堂へ向かう方向でコースをご案内します。
まずは建長寺からスタートです!
まずは建長寺からスタートです!尚、当然ですが天園ハイキングコースは建長寺の境内を通過するため、拝観料が必要になります。(有料300円)
建長寺の方丈と過ぎ奥へ進むと小径になります。ここから半僧坊へつづく半僧坊道です。
半僧坊道の開けた場所参道。秋はヒメツルソバのピンク色の絨毯になり、とても美しいです。
さてこの参道は急な石段へとつづきます。かなり急な箇所もあるので健脚が必要です。
みえてきました、半僧坊の天狗!半僧坊の社殿はもうすぐです。
谷全体が境内になっている建長寺の最奥にある鎮守府、半僧坊(はんそうぼう)。曲折した石段を上りきると突如現れる半僧坊(はんそうぼう)は、天狗の像が立ち並び麓の建長寺のような禅寺とは違う雰囲気を醸し出しています。
半僧坊(はんそうぼう)の周辺は建長寺の裏山に位置しています。鬱蒼とした本格的な山道に入る手前ですので、富士見台など展望台が多数ありハイキングの思い出を彩ってくれます。まずは富士見台。西に張り出したテラスは天気の良い日は富士山を眺めることができます。
次に相模湾見晴台。相模湾見晴台からは、建長寺の全景とその向こうには相模湾を眺望することができます。
天園ハイキングコース~勝上献展望台から十王岩へ
さて半僧坊を抜けると本格的な山道へ入ります。ここから勝上献展望台までは約5分。そして瑞泉寺まで約2時間、覚園寺まで約1時間。
勝上献地蔵が安置されている勝上嶽地蔵堂。
石段は整備されていますが、このあたりの石段はかなりの急坂です。
急な石段を5分ほど登りきると勝上献展望台です。勝上献展望台は海抜145m。半僧坊の相模湾見晴台より建長寺の全景、その向こうには相模湾をダイナミックに眺望することができます。
逆に二階堂方面からハイキングされる方はご注意を。ここからは建長寺なので拝観料がかかります。まあ言われてみればその通りですが。半僧坊の窓口で支払いできますのでどうぞ。
さて、勝上献展望台より天園ハイキングコースは大きく東方面(瑞泉寺、覚園寺方面)に折れます。西側に進むと明月院方面に降りることができるようです。
標識。半僧坊より0.3km地点。天園へは約2.1km。覚園寺は約1.5km、瑞泉寺は約3.8km。まだまだハイキングは始まったばかりです。
勝上献の裏手をピークに一旦下りますが、このあたりはアップダウンが激しいです。
鎌倉らしい風景。苔むした岩が道の塞ぎます。このあと何度も目にするこ光景はかつては鎌倉への敵の侵入を防ぐための防御遺構だったという説もあります。
十王岩。鎌倉のパワースポット
十王岩に到着。ここは鎌倉のパワースポットのひとつです。風化が進んでいるものの3体の仏像が彫られているこの岩は、夜毎不気味な音をたてていたことから「喚き十王」とも呼ばれていたそうです。
一方、岩の上に登ると、この場所が鶴岡八幡宮のちょうど真裏に位置するため、鶴岡八幡宮から海まで続く若宮大路がはっきり見えます。つまりここは鎌倉防衛の戦略的な位置だったということもわかります。
鎌倉の北の外周をなぞるコースのため、鎌倉の景勝地には珍しい横浜方面を望むことができます。
- 天園ハイキングコースその1~建長寺、半僧坊から十王岩へ~
- 天園ハイキングコースその2~十王岩から天園へ~
- 天園ハイキングコースその3~天園から瑞泉寺へ~
天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の観光について
よくある質問
Q. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)は通行可能ですか?
A. 2019年9月〜10月の台風の影響で、天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)は、倒木等により通行できない箇所があり大変危険な状態のため通行禁止です。最新情報を確認の上、お出かけください。(2019年11月現在)
Q. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の全長はどのくらいですか?
A. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の全長は約5キロのハイキングコースです。ただしルートが複数あるため、短いハイキングコースを楽しむことも可能です。
Q. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の所要時間はどのくらいですか?”
A. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の所要時間は約2時間程度のハイキングコースです。ただしルートが複数あるため、短いハイキングコースを楽しむことも可能です。
Q. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)は軽装でも登山可能ですか?”
A. 天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)は本格的な登山装備は必要なく軽装でも楽しむことができます。ただし起伏も大きく場所によっては悪路となるため、動きやすい格好とスニーカーは必須です。
〜週末、お出かけ。鎌倉トリップ。〜