佐竹屋敷跡。鎌倉の大宝寺
2021/05/06
奥大町にある静寂なお寺。
佐竹屋敷跡。大宝寺
大宝寺周辺は佐竹屋敷跡といわれており、平安時代の後三年没の後、新羅三郎義光がこの地に館をかまえ、子孫の佐竹秀義以降は佐竹屋敷として佐竹氏が拠点としていたといわれています。背景の山を背負った美しい本堂。(2013年9月1日撮影)
大宝寺(だいほうじ)とは
この大宝寺周辺は御家人・佐竹氏の祖先である「新羅三郎義光」が兄の「源義家」とともに奥羽の戦乱「後三年の役」を沈めた後、この地に館を構えて以来、佐々木氏の屋敷となったと伝えられています。
1399年(応永6年)佐竹氏の一族である佐竹義盛が出家し多福寺を建立した後、1444年(文安元年)日蓮宗の高僧である一乗院日出上人が再興。旧寺名を山号に改め、多福山大寶寺となりました。境内には「新羅三郎義光」が信仰した多福明神社があります。
大宝寺の見どころ
佐竹屋敷跡の碑
大宝寺の門前にある碑。佐竹氏の拠点だったことがわかります。(2013年9月1日撮影)
盛夏の大宝寺
燃えるような境内のサルスベリ。見応えあります。(2013年9月1日撮影)
また、本堂には子供たちの成長を見守る「子育鬼子母神」が祀られています。
大宝寺(だいほうじ)へのアクセス
- 所在地:鎌倉市大町3-6-22
- アクセス:JR鎌倉駅東口3番バス乗り場から名越方面行きで「名越」下車徒歩5分
大町の人気のある日蓮宗寺院である「安国論寺」「妙法寺」の更に奥に位置しています。
大宝寺(だいほうじ)について
- 拝観料:志納
- 宗派:日蓮宗
- 山号:多福山大寶寺
- 建立:1399(応永6年)
- 開基:佐竹義盛
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