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【絶景】鎌倉の苔の寺。妙法寺

   

鎌倉一の「苔寺」として知られるお寺、妙法寺。
日蓮が鎌倉で最初に草庵を結んだと伝わる古刹。日叡上人が再建したお寺です。

妙法寺の「苔の階段」

苔の石段と朱塗の仁王門が印象的な妙法寺

1253年(建長五年)創建。同じ松葉ヶ谷にある、安国論寺長勝寺と並び、日蓮の松葉ヶ谷草庵跡に建てられた霊跡寺院と伝えられるお寺です。(2021年05月3日撮影)

境内に苔に覆われた石段があることから「鎌倉の苔寺」と親しまれています。

毎年、八月に行われる法雄会では、日蓮上人を助けた自猿に生姜を捧げたいわれにちなみ、「厄除け生姜」の供養があります。

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妙法寺のみどころ

境内には、日叡上人が植えたといわれるソテツや御小庵跡、日叡上人とその母南の方の墓もあり、山頂にある護良親王の墓からは市街地と海を一望することができます。

しっとりと緑に包まれる境内には、細川家の寄進による本堂や、水戸家が寄進した法華堂などが建ち、江戸時代には各地の大名や江戸城大奥の女人たちの信仰を集めた様子がうかがえます。

妙法寺の苔石段

妙法寺の「苔の階段」

美しき苔石段に春惜しむ。立子

水戸徳川家が寄進した、法華堂への階段は苔に覆われていて美しい。妙法寺が「鎌倉の苔寺」と言われる由来です。木々に囲まれた光景の階段は風情の中に神秘的な美しさを感じることができます。4月から6月が新緑で美しく見頃。苔の保護のために立ち入りは禁止です。

階段の元には、妙本寺と同じく朱塗りの仁王門があります。(2021年05月3日撮影)

妙法寺の本堂

鎌倉の苔の寺。妙法寺

文政年間、細川斉樹公により、幼くしてなくなった姫の菩提を弔うために建立されました。本尊は一塔良尊四師。(2021年05月3日撮影)

総門

妙法寺の総門

室町時代の建立。鎌倉市指定文化財です。(2021年05月3日撮影)

大覚殿

妙法寺の大覚殿

釈尊、妙法稲荷大明神、加藤清正公像を安置。加藤清正公像はかつて熊本城天守閣に祀られていたもので細川家の寄進です。(2021年05月3日撮影)

仁王門

妙法寺の仁王門

朱塗りの仁王門。朱塗りであるのは、将軍家家斉公を迎えるためであったとされています。苔石段の手前にあり朱と緑のコントラストが美しい。仁王門を額面にした苔階段も美しいです。(2021年05月3日撮影)

法華堂

妙法寺の法華堂

文化年間に水戸家により建立されました。本尊は日叡上人作の厄除祖師。(2021年05月3日撮影)

松葉ヶ谷御松庵跡

松葉ヶ谷御松庵跡

日蓮聖人が20年に渡って住んだと言われる御霊跡です。

鐘楼

鐘楼

御松庵跡から山上に向かう途中。緑の覆われた美しい鐘楼。

化生窟(けしょうのいわや)

妙法寺の化生窟

御松庵跡から谷戸を奥に入って行くと、日蓮が妖怪を退治したと云われる化生窟(けしょうのいわや)というやぐらがあります。鎌倉らしい風景です。

御松庵跡までも長い石段を登りますが、ここから大塔宮御墓に向かう道のりは鎌倉らしい山道であり、軽いハイキングです。健脚の方はぜひ楽しみながら山の上の妙本寺を訪問してみてください。

大塔宮護良親王の御墓

大塔宮護良親王の御墓

日叡の父は「護良親王(もりよししんのう)」。「護良親王」は大塔宮と呼ばれた後醍醐天皇の皇子。建武政権を成立させ征夷大将軍に任じられたが、「足利尊氏」と対立。鎌倉宮に幽閉され非業の死を遂げる悲劇の皇子です。

大塔宮護良親王の御墓

大塔宮護良親王の御墓からは、雄大な鎌倉の景色が見渡せます。

御松庵跡からは右へ向かい急な山道を5分ほど登ります。護良親王の墓からは、鎌倉が一望できる展望台があります。市街を見渡すことができ、天気の良い日は富士山を望むことができる絶景です。

鎌倉宮を詳しく見る

南の方御墓

南の方御墓

中興開山である日叡上人の母の墓。御松庵跡からは左で向かい100メートルほど山道を進んだ先に安置されています。

日叡上人御墓

日叡上人御墓

中興開山である日叡上人の墓。母のお墓の奥に佇みます。

初夏の妙法寺

シャガ(著莪)

4月〜5月に妙法寺のシャガが見頃を迎えます。緑深い境内の至るところに白いシャガが点咲します。

法華堂とシャガ

法華堂の脇にシャガが群生しています。法華堂の木材とのコントラストが美しい。(2021年05月3日撮影)

苔石段とシャガ

苔石段とシャガのコラボレーションも見ものです。(2021年05月3日撮影)

妙法寺の歴史

同じ松葉ヶ谷にある、安国論寺、長勝寺と並び、日蓮の松葉ヶ谷草庵跡に建てられた霊跡寺院と伝えられるお寺です。

鎌倉での布教に乗り出した日蓮が革案を結んだ地で、後に対立者のために焼き討ちされた、いわゆる「松葉ヶ谷の法雄」の舞台となったところであるともいわれています。
また確かな史料はないが、一度法難を受けた場所に再び住むことは危険なので、伊豆配流後に現在の妙法寺付近に草庵を移したのではないかとも言われています。

日叡(後醍醐天皇の皇子である大塔宮護良親王の遺児、幼名楞厳丸・りょうごんまる)が、亡き父である大塔宮護良親王の菩提を弔うため、また宗祖の日蓮の霊跡を守るために中興しました。山頂には両親の墓を建てて弔いました。

江戸時代には11代将軍家斉公をはじめ将軍家や徳川御三家、肥後細川家などの帰依を受けました。将軍を迎えるため明治中期までは境内に将軍御成の間が置かれていました。

松葉ヶ谷法難。日蓮聖人と白猿

1260年(文応元年)8月27日。日蓮聖人が夕べの読経をしていると1匹の猿が衣の袖を引きました。猿の導くままに山中に分け入ると、しばらくして御松庵跡の方で人々の騒ぐ声がしました。ふと近くに山王権現の祠があり、山王様のお使いと言われていましたので今宵は自分を助けるために猿をお使いになり、自分に危害を加えようとする企てがあってこの白猿が知らせてくれたに違いないと日蓮聖人は思いました。

妙法寺へのアクセス

神奈川県鎌倉市大町4-7-4
鎌倉駅より徒歩15分。あるいは、京急バス緑が丘行きまたは逗子駅行きで5分、名越下車徒歩3分。

妙法寺道

妙法寺道

妙法寺と安国論寺と叉路。右手は安国論寺。左手の妙法寺道を進みます。

妙法寺について

  • 拝観時間:土日祝の午前9時30~午後4時30
  • 拝観料:300円
  • 駐車場:なし
  • 山号:楞厳山(りょうごんざん)
  • 宗派:日蓮宗
  • 創建:1253年(建長5年)
  • 開山:日蓮
  • 本尊:一塔良尊四師

妙法寺の「苔の階段」

妙法寺の冊子

妙法寺拝観の際にはこのような立派な冊子をいただけます。広大な境内の地図もあります。

こちらもどうぞ。妙法寺周辺のみどころ

鎌倉の苔の美しいお寺

妙法寺と並び鎌倉の苔の美しいお寺と言えば「杉本寺」。鎌倉の苔寺を巡れば、鎌倉情緒を満喫できます。

趣き深き美しい杉本寺の苔の石段

奉納旗に包まれ、趣き深き美しい苔の石段。下から見上げるのが正しい見方。

→杉本寺を詳しく見る

#日蓮上人御墓 #釈迦堂跡

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