【絶景】黒地蔵。深夜の鎌倉。異世界
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鎌倉の覚園寺で行われる「黒地蔵」の縁日。毎年8月10日はなんと深夜から境内が開放されます。暗闇の中、幻想的な境内を心ゆくまで体験ことができます。
新型コロナウィルスの影響にご注意ください!
本年も皆様に鎌倉の情報をお届けできることを楽しみにしています。どうぞ今しばらく鎌倉への不要不急の訪問をお控えください。黒地蔵は2020年8月10日も開催される見込みですが、飲食店の運営等はございません。新型コロナウィルスに関する黒地蔵の情報は、覚園寺公式サイトからご確認ください。
覚園寺の黒地蔵縁日は、毎年8月10日の真夜中、午前零時に始まるとてもめずらしい縁日なのです。
深夜の鎌倉。黒地蔵のみどころ
黒地蔵と誦経
普段でも自由には拝観できない覚園寺の参拝エリアですが、なんとこの日は自由に参拝できます。しかも深夜に。
境内はいつもの通り撮影禁止でここでお伝えできないのが残念ですが、そこには仏教の想像を超える祈りの世界が広がっています。
黒地蔵の縁日
境内には、鎌倉の名店が露店を連ねています。井上蒲鉾のおでんや、非常にレアな黒地蔵パン(笑)。500円。鎌倉市農協連即売所(レンバイ)で人気のパラダイスアレイの屋台パンです。(2018年8月10日撮影)
深夜の鎌倉。黒地蔵のへのアクセス
深夜0時の鎌倉。ちょっと怖いなと思うかもしてませんが、黒地蔵の夜は地元の方を中心に多くの方で賑わいます。一人での参加でもだいじょうぶです。
鎌倉駅からは徒歩では30分ほどの距離。駅からタクシーを利用する方も多くいらっしゃるので、この日は多くのタクシーとすれ違います。
分かれ道から鎌倉宮の参道に入ると、深夜にもかかわらずちらほらを黒地蔵縁日に向かう人たちが増えてきます。
自動車で向かう方は、空いているコインパーキングを見つけた場合は迷わず止めてしまいましょう。鎌倉宮前の駐車場も深夜営業していますが、1回1,000円の縁日価格です(笑)。覚園寺の無料駐車場も覚園寺付近にありますが、縁日の日はほぼいっぱいになるのと、かなり道幅が狭いのであまりおすすめできません。
縁日が始まる午前零時前には、門前で待つ人もたくさんいて、まさに縁日ムード。
【撮影禁止エリア】 黒地蔵縁日の参拝
普段でも自由には拝観できない覚園寺の参拝エリアですが、なんとこの日は自由に参拝できます。しかも深夜に♪境内はいつもの通り撮影禁止でここでお伝えできないのが残念ですが、そこには仏教の想像を超える異世界が広がっています♪
黒地蔵
まずは黒地蔵様に参拝です。多くの方がまずは黒地蔵さまに祈りを捧げるため、行列になります。
※覚園寺から続く行列は黒地蔵参拝の行列です。逆に黒地蔵さま以外の参拝は、この行列に並ぶ必要は特にありません。
0時を過ぎると誦経が境内に響き渡ります。黒地蔵参拝を待つ列にも、その美しい響きで熱気を帯びてきます。(2018年8月10日撮影)
千躰仏
千体の仏様が並ぶお堂。このお堂は、黒地蔵縁日のみの一般公開だそうです。この小さな仏様は黒地蔵の分身ということです。かつて交通事情が現在ほど良くなかったころ、毎日参拝したいという熱心な信者に向けてレンタルされていたそうです。
恩恵薬師
森の中に点在する、祈りのスポットを歩き回るようなこの縁日。森の中に鎮座する仏様が深夜の森に雰囲気を作り出します。恩恵薬師もそのひとつ。ろうそくに照らされた森の中の祈りの空間となります。
十三仏やぐら
昼間での雰囲気のあるやぐら。深夜にろうそくの灯りに照らされたやぐら内は、まさに異世界。さらにお坊さんの読経が鳴り響き、祈りの空間を掻き立てます。
薬師三尊
本尊の薬師三尊。等身大の十二神将像がずらりと立ち並ぶこの深夜の薬師堂はまさに異世界、祈りのピーク、縁日のクライマックス、昇天するような気持ちになること間違いありません。
縁日、露店
境内には、鎌倉の名店が露店を連ねています。深夜にもかかわらず露店の品質はそのあたりの縁日とは比べ物にならないほど高く、鎌倉の名店が軒を連ねます。(2018年8月10日撮影)
パラダイス アレイ、井上蒲鉾、野生のCoffeeなど。また、朝6時からは、朝粥が振る舞われるようです。
鎌倉市農協連即売所(レンバイ)で人気のパラダイスアレイの屋台パンです。(2018年8月10日撮影)
神出鬼没な野生のコーヒーことアンドロメダエチオピアコーヒー。(2018年8月10日撮影)
黒地蔵縁日とは
毎年8月10日(深夜0時から正午まで)に覚園寺で行われる縁日です。亡くなられた方々へ黒地蔵尊が私たちの気持ちをとどけてくださる縁日。3年間つづけて縁日に参拝供養すると亡くなられた方は必ず成仏なさると言われています。
覚園寺の山門
覚園寺の提灯が、深夜のお盆の雰囲気をもりたてます。(2018年8月10日撮影)
覚園寺の愛染堂
灯りに照らされた愛染堂。このあたりはいつも通り撮影可能です。(2018年8月10日撮影)
黒地蔵へのアクセス
覚園寺のページをご覧ください。