【鎌倉散策】絶景♪雪の日の鎌倉散策。
2019/05/19
2014年2月5日、関東に10年に一度と言われる大雪が降りました。
その翌日2月6日に雪景色の撮影も兼ねて鎌倉に向かいました。
この散策の概要
- 散策したコース:鎌倉駅下車バスで大仏へ、バスで鎌倉駅に戻り段葛経由で鶴ヶ岡八幡宮へ、源頼朝の墓、荏柄天神
- 散策した日:2014年2月6日、所要時間:約5時間
- 希少な大雪の鎌倉。玄人向け
鎌倉駅下車、大仏へ向かう。
前日の雪のため、ノロノロお昼ごろに鎌倉に到着。まずは有名スポットから写真を撮ろうと大仏を目指します。いつもは歩きあるいは江ノ電で大仏に向かいますが、雪のため歩きはほぼ不可能のためバスで向かうことにしました。
駅をおりバスターミナルすぐ左の「バス乗り場1番」が大仏行き。雪の中チェーンを履いたバスは10分ほどで現れました。いつもの週末では満車になるバスはお客さんは僕をいれて数名ほどです。
大仏のある高徳院に降り立ちます。普段の週末と比べるととても僅かですが観光客はちらほらいます。おそらく多忙なスケジュールの中事前にこの日に鎌倉観光を計画していて、なんとか電車が動いていたため延期しなかった人たちなのでしょう。珍しい雪景色の鎌倉を見ることができことと、少ない観光客でスムーズに観光できることを考えれば、足元は悪いですがこんな雪の日の鎌倉散策もなかなかステキです。
さっそく入場門をくぐって大仏に向かいました。
雪化粧、大仏。
雪化粧の大仏は僕もはじめてです。残念ながら朝からの晴天で大仏様の頭や肩に残る雪はほとんど見られませんでしたが、足元は雪が残りいつもを違った表情をみせてくれます。
大仏様の雪化粧。なかなかレアな写真です。
参拝客も普段の週末と比べると僅か。じっくり間近で鑑賞できます。
雪路となった段葛を抜け八幡宮へ。
駅へ戻り、鶴ヶ岡八幡宮へ向かいます。八幡宮へ向かう時は段葛を通るのが好きなのですが、段葛へいくとまだ雪が大量に残り歩けそうもありません。
普段は大勢の人が行き交う段葛もこの通り。今日は誰一人通らない雪みちです。
八幡宮に到着。雪のため普段よりは空いていますが、それでもぼちぼちと参拝者がいるのにびっくりしました。
段葛を抜け、雪化粧をした三の鳥居へ。
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10年に一度の大雪で、雪化粧する舞殿。
源氏池から雪化粧する旗上弁財天社を望む。
雪の中の梅。源氏池のほとりにある休憩所の梅が見頃でした。
さて時刻は2時。せっかくの雪景色なので北鎌倉へ向かおうかとも思ったけど、だいぶ足ずぶ濡れになってきたため断念。まずは八幡宮に近く、梅が咲いていそうな場所をチェックし荏柄天神に向かうことにしました。
梅の咲く荏柄天神への道すがら。
流鏑馬道の東門から畠山重忠邸跡をわき目に雪道をすすみます。足元を見つめながら、なるべくぬかるみのない道を選んでいくといつのまにか大蔵幕府跡に出ました。
雪の中の大蔵幕府跡。
そのまま案内板のなすがままに進んでいくと源頼朝の墓で有名な法華堂跡にたどり着きます。
法華堂跡。さすがに今日は誰ひとり観光客を見かけません。
ぬかるみをぬけてやっとのことで荏柄天神社へつきました。
この神社は学問ご利益で特に有名です。受験シーズンということですがこの雪なのでほとんど参拝者はいません。境内に咲くピンクの梅が雪とのコントラストを独占できることでなんとも贅沢な気分になります。
>春の足音がする荏柄天神の社。
荏柄天神社の梅。こんな日ですが受験シーズンのためかお守りの販売はやっていました。
雪の宝戒寺へ。
さてそろそろ鎌倉駅に戻ろうと思い、帰りみちに立ち寄れる宝戒寺に向かうことに。このお寺は初秋のハギとても有名ですが、久しぶりの訪問です。
入口で100円を払うとまずは本堂へ向かいます。この宝戒寺は鎌倉でも有数の本堂に上がって仏像を拝観できるお寺なのです。雪で冷たくなった靴を脱ぎ本堂の畳に上がって、本尊の子育て経読み延命地蔵様を間近で拝観します。
この宝戒寺のあたりは鎌倉時代には時の為政者である執権北条家の屋敷の跡です。鎌倉時代初期、比企能員(ひきよしかず)を討つべくここから妙本寺方面に北条の騎馬が疾走したであろうこと。鎌倉幕府終焉時には北条の本陣として壮絶な戦場になったあろうこと。その後このお寺を建てた後醍醐天皇のこと。まざまな思いが浮かび上がる消えて行くのを、地蔵菩薩は優しく見守ってくれるのです。こうべを垂れて一休み。
雪に埋もれる宝戒寺。
〜週末、お出かけ。鎌倉トリップ。〜