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鎌倉大仏。鎌倉のシンボル

   

オススメ度:鎌倉 観光 オススメ 大仏
鎌倉といえば、なんといっても大仏ですね♪ 何度きても「わぁ」と思ってしまいます。誰と訪れても喜ばれる場所です。

鎌倉 大仏 アクセス

後光山を借景にした大仏は、正式には阿弥陀如来坐像で「鎌倉の大仏」、または「長谷の大仏」と呼ばれ鎌倉のシンボルとして親しまれています。
この大仏は鎌倉で唯一国宝に指定されている仏像です。開山・開祖は不明。非常に有名なお寺ですが歴史的には謎に満ちた大仏です。

鎌倉大仏のウンチク話

  • 現在は露座の大仏。かつては大仏殿の建屋があり、1498年に起こった津波で大仏殿が流されたとされています。
  • 拝観者がベンチ代わりに座っている大仏の周りの巨石。これが実はかつての大仏殿の礎石なのです。

鎌倉大仏へのアクセス

  • 所在地:神奈川県鎌倉市長谷4丁目2番28号
  • JR鎌倉駅下車、江ノ島電鉄乗り換え長谷駅下車、徒歩約7分。
  • JR鎌倉駅下車、鎌倉駅東口バス乗り場1番から江ノ島電鉄バス、もしくは6番から京浜急行バス、「大仏前」下車すぐ。
  • 駐車場:有料駐車場付近多数、ただし週末は大変混み合います。

鎌倉大仏

大空を背景にした鎌倉大仏は高さ11.31メートルの圧巻の大きさ!
1252年に造り始めたといわれるこの大仏は、今もほぼ造立当時の姿を保っています。なんと20円で大仏の胎内に入ることもできます。
屋外の大仏なので、時間帯や季節、天候によってその表情を変えるのでいつ訪れても新鮮な大仏を拝観することができます。

鎌倉 大仏

与謝野晶子が「美男におわす」と詠んだ大仏

正式には、高徳院の本尊・国宝銅造阿弥陀如来坐像です。鎌倉大仏は近くまで行って見あげるほど迫力があります。

鎌倉 大仏借景

後光山を借景に。露座の大仏

少し離れて見ると、大仏様は後光山を借景にしていることがよくわかります。少し離れて借景ごと愉しむのが大仏鑑賞での通(つう)の見方です。

鎌倉 大仏

鎌倉大仏のある高徳院は鎌倉の人気観光スポット。常に人が絶えません。

→心震える鎌倉の巨仏5選をもっと見る

春の鎌倉大仏

満開の桜と鎌倉大仏

満開の桜と鎌倉大仏

桜と鎌倉大仏。絶景です。(2021年3月27日撮影)

→春の鎌倉大仏をもっと見る

夏の鎌倉大仏

サルスベリ 大仏

燃えるようなサルスベリと鎌倉大仏

サルスベリとのコントラストが美しい夏の大仏。(2012年9月9日撮影)

冬の鎌倉大仏

雪 大仏

雪の日の鎌倉大仏

この日の前日、関東に記録的な雪が振りました。大仏の雪化粧。崩壊した大仏殿の巨大な礎石が大仏の周囲を囲んでいます。(201年2月9日撮影)

鎌倉大仏。その他のみどころ

与謝野晶子 歌碑

与謝野晶子の歌碑 大仏

大仏の奥にひっそり佇む、与謝野晶子の歌碑。

“鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな”という、有名な歌碑が立っています。
『みだれ髪』などの作品で知られ、近代を代表る女流歌人「与謝野晶子」が1904年(明治37年)に大仏を拝観して残した一首です。
作品は「明星」で発表され、翌年刊行の歌集「恋ごろも」に収められています。歌碑は1952年(昭和27年)に立てられました。
情熱の歌人らしく、大仏の姿を見目麗しい男性として捉えています。釈迦牟尼仏としたは作者の間違いで、大仏が阿弥陀如来なのは上品上生に結ばれた阿弥陀定印(阿弥陀如来特有の手の形)から明確です。しかし「吾妻鏡」にも「金銅八丈の釈迦如来の像を鋳はじめ奉る」と記されているから、深まるばかりです。

鎌倉大仏の観月堂(かんげつどう)

観月堂 大仏

大仏の奥に佇む観月堂。鎌倉三十三観音霊場第二十三番札所。

大仏の周囲にめぐらされる回廊背後の静かな境内に佇む観月堂。かつて朝鮮に君臨した李氏王朝の月宮殿を移築したもので、世界的にも珍しい建築物。
中世の建築様式を伝える史料としても貴重である。堂内には聖観音像が安置されています。

高徳院(こうとくいん)とは

正式名称は大異山高徳院清浄泉寺といいいます。本尊の「鎌倉大仏」で有名。
大仏のある「高徳院」は、はじめ「極楽寺」の忍性が別当をつとめ、のちに臨済宗に属し「建長寺」の末寺となりました。江戸時代に芝の増上寺の祐天上人による再興以降は浄土宗となり、一時は「光明寺」の奥院となっています。いずれにしても、開山・開基は不明です。非常に有名なお寺ですが歴史的には謎に満ちた大仏なのです。

  • 宗派:浄土宗
  • 創建:1138年(歴仁元年)

鎌倉の大仏について

緑深い後光山を借景にした鎌倉大仏は正式には阿弥陀如来坐像で、鎌倉で唯一国宝に指定されている仏像です。

開山、開祖ともに不明ですが、鎌倉大仏の造立は、源頼朝の侍女だった稲多野局(いなだのつぼね)が思い立ち、僧浄光(じょうこう)が資金集めをしたと言われています。
鎌倉幕府第3代執権「北条泰時」の晩年の頃作り始めたと言われています。1238年(暦仁元年)に着工し六年後に木造の大仏が完成しました。1252年(建長4年)に今度は金銅製の大仏の造営が始まったと『吾妻鏡』に記されているが、完成した時期や発願者については史料が残されていません。鋳造は、当時建長寺の大鐘を手がけて評判の鋳物師大和権守物部重光のほか、丹治久友、大野五郎右衛門らによるものです。

今のように建築機材が発達していない当時、このような巨像をどのように造立したのか不思議に思われるが、近年の発掘調査で一段ずつ鋳込んでは内外を土で埋め、八層に分けて鋳重ねていったことが解明されています。このため現在は接合跡がはっきり見えているが、造立合大仏は近くまで行って見上げるほど迫力があリます。当初は継ぎ目も含め全身が金箔で覆われていたらしく。向かって左の頬周辺にかすかに残っている金箔はその名残です。大仏を鋳造した人物としては大野五郎右衛門と丹次久友の名が伝えられています。

当初は大仏殿に安置されていましたが、あいつぐ天災の被害で1498年(明応7年)の大地震と津波で大仏殿は倒壊して以降は露座の大仏のままです。拝観者がベンチ代わりに座っている巨石(56基残る)が実はかつての大仏殿の礎石なのです。

石の形状から推測すると、当時中国から導入されたばかりの宋朝様式で、周囲から瓦が発見されていないことからこけら葺きか桧皮(ひわだ)葺きであったと考えられています。

彩像高約11m、台座を含めると約13.25m。顔の長さだけでも2.35mもあり、重さ121トンの迫力ある金銅仏です。

鎌倉の大仏の草花

大仏があまりにも有名ですが草花も色とりどりの高徳院。早春のツバキやウメに始まり、四月のサクラ、五月のツツジ、秋のイチョウ黄葉、カエデ紅葉など、四季の彩りに満ちている寺でもあります。

夏のサルスベリ

サルスベリ 大仏

仁王門前の燃えるようなサルスベリ。(2012/9/9撮影)

鎌倉の大仏について

  • 所在地: 鎌倉市長谷4丁目2番28号
  • アクセス:江ノ島電 長谷駅より徒歩約7分、鎌倉駅東口バス乗り場1番から江ノ島電鉄バス、もしくはバス乗り場6番から京浜急行バス「大仏前」停留所すぐ
  • 拝観時間: 4月~9月 午前8時~午後5時15分 / 10月~3月 午前8時~午後4時45分
  • 拝観料: 300円(小学生150円) ※2019年9月より
  • 駐車場: 周辺に有料駐車場有り

こちらもどうぞ。鎌倉の大仏周辺の散策記

→あじさいの極楽寺・長谷へ。(2014年6月8日)
→外国人向け、鎌倉観光スポット。(2014年5月17日)
→雪の鎌倉散策。(2014年2月6日)

こちらもどうぞ。鎌倉の大仏周辺のみどころ

鎌倉大仏(高徳院)の観光について

よくある質問

Q. 鎌倉大仏(高徳院)の拝観料はいくらですか?
A. 鎌倉大仏(高徳院)の入場は大人300円。大仏胎内めぐりはなんと追加20円で楽しむことができます。(2019年11月時点)

Q. 鎌倉大仏(高徳院)に駐車場はありますか?”
A. 鎌倉大仏(高徳院)には一般の駐車場はありませんので、近隣の有料大仏前駐車場をご利用ください。尚、普通車10台程度のスペースなので観光シーズンには満車にお気をつけください。

Q. 鎌倉大仏(高徳院)の見どころはどこですか?
A. 鎌倉大仏(高徳院)の見どころはなんといっても「大仏」です。全長11メートルの大仏の写真をたっぷり撮った後は、なんと大仏の胎内入ることができます。

#江戸の豪商「野島新左衛門」が寄進したという香炉 #胎内からの眺め
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