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【鎌倉散策】桜を求めて~春の源氏山へ~

      2019/05/26

さて桜の季節です。鎌倉で桜の名所といえば、建長寺、段葛などがありますが、源氏山公園は常に鎌倉の桜の名所と呼ばれる名スポットのひとつ。満開にはちょっとだけ早いこの時期、春の源氏山に足を伸ばしてしました。
春の源氏山

この散策の概要

  • 散策したコース:鎌倉駅から寿福寺、寿福寺の裏手の路で源氏山、葛原岡、葛原岡ハイキングコース経由で北鎌倉駅へ
  • 散策した日:2015年3月29日、所要時間:約3時間
  • 寿福寺の裏手を源氏山へ登ります。中級者向け

源氏山の麓、寿福寺へ

10時、鎌倉駅西口に降り立ちます。あいにく天気は崩れるという予報ですが、まずは源氏山方面に向かい紀伊國屋の交差点を右にすすみます。
鎌倉駅から源氏山へ向かう方法は、銭洗弁財天経由という道が一般的ですが、その小道へは曲がらず寿福寺方面へ向かいます。なぜなら…

鎌倉五山第三位、源氏のルーツの地に立つ寿福寺
源氏山という「源氏」の名がついたこのお寺とこの一帯は、鎌倉の中でも文字通り源氏にとてもゆかりがある土地です。

かつてここには鎌倉幕府を創建した源頼朝(みなもとのよりとも)の父、義朝(よしとも)の館があったといわれています。さらに時代を遡ると、後三年の役として知られる戦いで奥州に向かう源義家(よしいえ・八幡太郎)がこの源氏山で勝利を祈願しましたといわれています。
だから「源氏山」なのですね。ですので、源氏山へは銭洗弁財天経由ではなく、寿福寺の裏山を登るルートが一番趣があるのです。義家や頼義という古典源氏のヒーローたちもこの館の裏山を伝って源氏山へ登ったのでしょうか。

寿福寺の裏手、北条政子と源実朝の眠るやぐら

寿福寺は鎌倉では珍しく非公開のお寺です。しかし裏手にある墓地はなぜか開放されていて、鎌倉幕府創建時の登場人物である「北条政子」「源実朝」のお墓があります。
このあたりも源氏にゆかりがあるお寺ならではです。

源氏山を背にするように立つ寿福寺。その参道から非公開に本堂につきあたり、左に折れます。さらに本堂を回り込みながら右に折れると、裏手の墓地の方面に向かいます。

少し進むと丁寧に墓への迂回の案内があります。

ここを左手に折れると、墓地を回り込みながら山道が伸び、源氏山につながります。まっすぐ進むと寿福寺の墓地に入ります。

この墓地、最奥に源氏山をくり抜くようにやぐらがあります。ここに北条政子、そして源実朝のお墓がひっそり佇んでいます。

この日は春の週末ということもあり、年輩のおばさま数グループが北条政子のお墓におとずれていました。以外とメジャーなのですね。

寿福寺から源氏山への道

さて、さきほどの岐路に戻り、左手に折れると、墓地を回り込みながら山道を源氏山に向かいます。

岐路には源氏山の案内看板も。250mとすぐですが、意外と険しい登り山道です。

登り始めはかなり細い道も。

途中には戦国時代初期の名将、太田道灌の供養塔があります。麓の英勝寺は太田道灌屋敷跡として知られています。

桜の名所!春の源氏山

寿福寺から10分ほど山道を登ると、源氏山公園の外れに到着!
肝心の桜はというと….二部~五分咲といったところでしょうか。鎌倉でもやや遅めに咲く源氏山では次週がピークのようですね。

天気は下り坂ですが、桜の季節。ピクニックを楽しむ人で賑わいます。

春の桜を眺める、頼朝公。何を思うか。

桜の葛原岡へ

そのまま葛原岡方面にいくと、なんと葛原岡神社のあたりはちょうど見事を迎えていました。葛原岡のハイキングコースも大盛況です。ここまで登って行き良かった、ラッキーです。

登山者が短い桜の季節を思い思いに楽しんでいます。

葛原岡名物、玉こんにゃく!花よりこんにゃくです(笑)

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