鎌倉アルプス。天園ハイキングコース③~天園エリア~
2021/10/10
オススメ度:
東京から電車でわずか一時間、週末の鎌倉でハイキングはいかがでしょうか。天園ハイキングコースは「鎌倉アルプス」とも呼ばれ、鎌倉北部の外周を巡る全長約5キロの本格的なハイキングコースです。
台風の影響によるハイキングコースの通行禁止にご注意ください!
2019年9月の大雨や台風の影響により、「天園ハイキングコース」は倒木等により通行できない箇所があり通行禁止です(2021年9月20日現在)。紅葉シーズンに差し掛かり大変残念ですが、お出かけの際は状況をご確認してお出かけください。詳しくは、鎌倉観光公式ガイドのホームページをご確認ください。
※クリックで地図が拡大します。
鎌倉アルプスを歩く。天園ハイキングコース
鎌倉市街の北から東へ連なる「鎌倉アルプス」を抜け「建長寺などの北鎌倉方面」と「瑞泉寺など二階堂方面」の寺々をつなぐ天園ハイキングコース。起伏も大きく全長約5キロ近くあり、本格的で要健脚の歩きごたえのあるコースです。
相模湾を望む展望スポット、歴史を伝えるやぐら、点在する石仏が鎌倉らしい風情を感じさせてくれる鎌倉を代表する人気のハイキングコースです。
ここで紹介するコース以外にも「明月院から入山するルート」、「建長寺回春院から入山するルート」、「覚園寺から入山するルート」など複数の天園ハイキングコースの入山するルートがあります。
※この記事では建長寺から瑞泉寺に向かうルートでご案内します。
建長寺から瑞泉寺に向かうルート
天園ハイキングコース~大平山、そして天園~
大平山の頂上。鎌倉市最高地点。
鎌倉の山歩きで興ざめすることの一つ。鎌倉は谷戸の奥まで開発が進んでいるので、山奥だと思っていても急に住宅街が開けていたります。この地点も苦労して山奥まで登っていたと思ったらゴルフコースの駐車場の脇だったということに衝撃が走ります(笑)。なんだ車でこれるんじゃん…
天園の広場は一面のススキが。
天園の広場。お昼時ともなるとお弁当を広げるハイカー達で賑います。
天園から鎌倉市街と相模湾を見下ろします。
さて先を急ぎます。瑞泉寺は約2km。
山奥だと思いきや、隣はゴルフコースです(笑)
平坦な山道を進みます。お待ちかねの休憩ポイントはあとすぐ!
景勝地。天園
ハイキングコースの東の要所。天園
天園は横浜市と鎌倉市の境にあり、鎌倉の街並みや相模湾が見渡せる景勝地です。また横浜市内の最高地点にもなっています。
「天園」と言う名前はかつて東郷平八郎が「天国の園に遊ぶようだ」と形容したことに由来していると言われています。東郷平八郎の別荘名とされる日源荘(にちげんそう)の石碑も残っています。横浜市方面に下ると横浜市の六国峠ハイキングコースにも接続されるコースの要所で、横浜市側から見ると、金沢文庫駅から続く全長10kmに及ぶ六国峠の道(横浜金澤散策コース)の一部。多くの方がハイキングや自然観察を楽しんでいます。(2021年9月20日撮影)
横浜市内の最高地点。天園
ここは鎌倉市ではなく、横浜市なのですね。横浜市側の最高地点。(2021年9月20日撮影)
尚、かつてここに「天園峠の茶屋」がありましたが、2016年に閉店しています。
天園から相模湾の眺望
天園広場からも相模湾を見渡すことができます。(2021年9月20日撮影)
天園広場の分岐案内
天園付近詳細マップ
天園ハイキングコースの東の要所というだけあって、天園付近は様々なコースに分岐します。大まかに分けると、大平山方面から来た場合、天園入り口部分は、左手「天園の案内板がある一段高い広場」、右手「天園休憩所や瑞泉寺に続く天園ハイキングコース本線」という2層構造になっています。
「天園の案内板がある一段高い広場」の奥は以下のように横浜方面に下山し、横浜市の「六国峠ハイキングコース」や「ビートルズトレイル」に接続されます。
- 東方面:一段上の天園広場の奥より→ 翠風荘(栄プールバス停)・市境広場(横浜霊園前バス停・六国峠ハイキングコース) 方面に下山
- 南東方面:一段下の本線より → 天園休憩所・獅子舞・瑞泉寺 方面(天園ハイキングコース本道)
- 北西方面:大平山・勝上献・建長寺 方面(天園ハイキングコース本道)
2層構造の天園エリアの入り口付近。
左手「天園の案内板がある一段高い広場」、右手「天園休憩所や瑞泉寺に続く天園ハイキングコース本線」という2層構造になっています。(2021年9月20日撮影)
天園休憩所へ
さて、天園の案内板がある一段高い広場ではなく、一段下の天園ハイキングコース本線を瑞泉寺方面に進みます。
天園ハイキングコース本線に戻り天園休憩所の茶屋に向かいます。(2021年9月20日撮影)
天園休憩所分岐
案内板がありませんが分岐が現れます。どちらに進んでも最終的には合流しますが、左手に進み天園ハイキングコース上の唯一のお店天園休憩所(かまくら茶屋)に向かいます。(2021年9月20日撮影)
天園休憩所分岐案内
天園休憩所(かまくら茶屋)
ハイカーにお楽しみの休憩ポイント。天園休憩所。(2014年11月30日撮影)
この茶屋の楽しみといったらなんといっても巨大なふろふき大根!三浦大根を使ったものでゆずの香りで美味しい~。10月ごろから販売されるようです。運良く残っていたらぜひ食したいハイキンググルメ、売り切れ必至です。(2014年11月30日撮影)
天園休憩所下 金沢八景方面 分岐
天園休憩所を後にして階段を降りると整備された分岐に差し掛かります。(2021年9月20日撮影)
天園休憩所下 金沢八景方面 分岐
※「天園」の案内板より(現在地が指しているのは天園です)
- 南方面:獅子舞分岐方面
- 東方面:金沢八景・文庫方面に下山
- 北方面:天園休憩所 経由 天園方面
ハイキングコース本線
案内板がない天園休憩所分岐を左手に折れ天園休憩所に向かいましたが、ハイキングコース本線を直進することもできます。
本線は悪路ではありますが、素晴らしい絶景ポイントがあります。
進路右手の高台に登ると相模湾の絶景が。(2021年9月20日撮影)
階段で整備された天園休憩所方面に比べると、勾配も急でなかなかワイルドな道。(2021年9月20日撮影)
獅子舞への分岐
少し進むと獅子舞の谷への分岐。獅子舞の谷は鎌倉の隠れ紅葉スポット。秋の季節にはとてもオススメな散策路です。尚、瑞泉寺経由より獅子舞経由の方が若干早く下山できます。(2021年9月20日撮影)
獅子舞の分岐案内
天台山を越え瑞泉寺へ
ハイキングコースの通行禁止にご注意ください!
2019年9月の大雨や台風の影響により、「天園ハイキングコース」は倒木等により通行できない箇所があり、獅子舞への分岐から瑞泉寺方面のコースは通行禁止です(2021年9月30日現在)。紅葉シーズンに差し掛かり大変残念ですが、お出かけの際は状況をご確認してお出かけください。詳しくは、鎌倉観光公式ガイドのホームページをご確認ください。
建長寺から瑞泉寺に向かうルート
〜週末、お出かけ。鎌倉トリップ。〜