材木座の海の寺。補陀洛寺(ふだらくじ)
2019/10/19
珍しい彫像の宝庫、補陀洛寺。
打倒平家を祈った頼朝の祈願所
創建当初は七堂伽藍をもった壮大なお寺だったのですが、たびたび竜巻にあったため「竜巻寺」と呼ばれています。
補陀洛寺のみどころ
彫刻の宝庫、補陀洛寺
本尊の十一面観音、薬師如来(行基作との伝)、日光・月光菩薩(運慶作との伝)。
また平家滅亡の際に、総大将である平宗盛が最期まで持っていたという平家の赤旗、文覚書という源頼朝の位牌、成就院の像と瓜二つの文覚上人像、源頼朝自刻の頼朝像など。珍しい寺宝は申し出れば拝観できるとのこと。
夏のサルスベリ
盛夏には、本堂前のサルスベリが美しい。
補陀洛寺とは
1181年(養和元年)に源頼朝が打倒平家を祈るために建立した寺。開山は文覚上人。
本堂には本尊の十一面観音や不動明王など、多くの仏像がまつられています。平家滅亡時に平宗盛が所持していた平家の赤旗(4月中旬~5月末に公開)も伝わっています。
観音菩薩が住んでいる海の向こうの補陀落山に行こうという補陀洛思想がこのお寺の由来。
補陀洛思想が盛んだった時代には多くの人がここから方舟に乗って海へ出たとも思われます。
補陀洛寺へのアクセス
鎌倉市材木座6-7-31
鎌倉駅から徒歩18分。あるいは鎌倉駅から京急バス[鎌40・7番]小坪経由逗子駅行き9分 材木座下車徒歩2分。
補陀洛寺について
- 拝観時間:午前9時~日没
- 駐車場:なし
- 拝観料:志納
- 山号:南向山(なんこうざん)
- 宗派:真言宗大覚寺派
- 創建:1181年(養和元年)
- 開山:文覚(伝)
- 開基:源頼朝(伝)
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