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鎌倉えびす(本覚寺)。鎌倉で商売繁盛のご利益

      2022/12/31

夷堂(えびす堂)鎌倉七福神で有名なお寺、本覚寺。

鎌倉えびす

鎌倉随一の商売繁盛のご利益

鎌倉幕府裏鬼門の鎮守として建てられた夷堂がその始まり。実は鎌倉随一の商売繁盛のご利益があり、特に正月には初えびす(正月三ヶ日)、本えびす(1月10日)と全国から参拝客が訪れます。夏には鮮やかな百日紅(さるすべり)も美しいお寺です。

鎌倉のおすすめの初詣は?

小さなエリアにたくさんの魅力が詰まった鎌倉で、あなたにぴったりのお正月プランが見つかるかも?こちらでは、鎌倉トリップ編集部が厳選する鎌倉のオススメ初詣を毎年お届けしています♪

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お正月、商売繁盛!初えびす(初戎)とにぎり福

えびす様は一般的に商売繁盛の神と言われます。えびす(蝦夷・えみし)は平安時代には東北地方のまだ朝廷の支配下にない地域に住む人々を指し、かって東北には金が多く産出され商売の原資が豊富だったことに由来すると思われます。
初詣と言えば鶴ヶ岡八幡宮ですが、商売繁盛の祈願では鎌倉えびすも引けを取りません!正月には初えびす(正月三ヶ日)、本えびす(1月10日)と全国から商売繁盛の祈願に参拝客が訪れます。鎌倉えびすこと「えびす堂」と本覚寺の「本堂」の2社詣が、鎌倉通(つう)の参拝作法です。

鎌倉えびす

初えびすの様子。コロナ禍で例年より控えめな人手になりましたが、商売繁盛祈願に多くの参拝客で賑います。(2019年1月2日撮影)

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にぎり福。とてもキュートなお守りです♪

商売繁盛 初えびす にぎり福

毎日握るとご利益があるお守りです

様々なお守りが販売されていますが、特ににぎり福がオススメ♪小さくかわいいこのにぎり福は、一日一回ニギニギするとご利益があるということです。ひとつ500円なり。

にぎり福は本覚寺でしか入手できないお守りです。写真は2015年に購入したにぎり福。財・福・愛・学・健の5つの願い事の握り福があります。このにぎり福は「財」。やはり本覚寺は商売繁盛の聖地なので、まずは「財」がマストアイテムです。

商売繁盛 初えびす にぎり福

一つ一つ手作りされているので表情や彩色に微妙に違いがあり、同じものは他にないまさにオンリーワンのお守りです。ご利益と色違いも豊富にあるので、毎年楽しめます。

商売繁盛 初えびす にぎり福

見てるだけでも楽しくほっこりしてしまう素朴な可愛らしいと豊富なバリエーションのにぎり福です。

本覚寺のみどころ

えびす堂

鎌倉えびす

三角屋根が特徴的な夷堂

本覚寺といえば屋根が特徴的なえびす堂(夷堂)。現在の夷堂は1980年に復元されました。堂内には鎌倉。江ノ島七福神の1つ夷神が祀られています。夕刻はえびす堂もライトアップされてとても幻想的な雰囲気に包まれます。(2019年1月2日撮影)

えびす堂 夷堂

一般には釣竿と鯛を抱えた姿でお馴染みのえびす様。七福神の中で唯一の日本由来の神であるえびす様ですが、昔の関東では「夷尊神」と書かれました。本覚寺のえびす様は源頼朝が幕府の守護神とした安置した「夷尊神」であり、いかめしくも眼光強い古式のえびす様が祀られています。(2020年1月3日撮影)

本覚寺の本堂

本覚寺本堂

日蓮宗本覚寺の本堂。「東身延」「日朝様」とも呼ばれ親しまれています。(2022年1月3日撮影)

本覚寺の楼門

本覚寺楼門

バス通りから本覚寺に入寺する際の入り口、本覚寺の楼門(仁王門)。お正月の初えびす・本えびすの時期は提灯で彩られます。このお寺が若宮大路に背を向けるように立っているのは、かつて若宮大路に向かって出入り口を作ることが禁止されていた時代の名残だと言われています。(2019年1月2日撮影)

本覚寺楼門

楼門には仁王像が安置されています。写真は吽形像。

本覚寺の山門

本覚寺山門

鎌倉駅方面から本覚寺に入寺する際の北側の入り口にあたる山門。(2021年1月2日撮影)

夷堂橋

夷堂橋

本覚寺楼門の前にある鎌倉十橋の一つ。橋の名前はもちろん夷神を祀ったえびす堂にちなんでいます。(2015年3月28日撮影)

夷堂橋を詳しく見る

鎌倉七福神巡りと本覚寺

鎌倉七福神巡り

七福神巡りとは七福神を巡ることで願望成就を達成しようとするものです。この鎌倉にも独自の鎌倉七福神巡りがあり、鎌倉ならではの魅力がたくさんあります。そのうちにひとつがこの本覚寺です。三角屋根のえびす堂には、眼光鋭く強面のえびす様が安置されています。

鎌倉七福神巡りを詳しく見る

季節折々の本覚寺

春の本覚寺

本覚寺は隠れた桜の名所で、御分骨堂の前に立派な枝垂れ桜があり多くの見物客が訪れます。(散策紀:桜をもとめて~春の妙本寺・大町エリア~

本覚寺の枝垂れ桜

本覚寺の巨木・枝垂れ桜

御分骨堂の前、本堂の左手の枝垂れ桜。(2021年3月27日撮影)

本覚寺の枝垂れ桜

同じく本覚寺名物。枝垂れ桜。(2015年3月28日撮影)

本覚寺の枝垂れ桜

同じく本覚寺名物。枝垂れ桜。(2015年3月28日撮影)

本覚寺の枝垂れ桜

夕方なので残念ながら影が出ていますが午前中であればばっちり撮影できそうです。(2015年3月28日撮影)

本覚寺の桜

境内には桜が点在し、春の鎌倉を彩ります。(2021年3月27日撮影)

夏の本覚寺

本覚寺は鎌倉有数の百日紅(サルスベリ)の巨木がある寺としても有名です。燃えるようなサルスベリは夏の風物詩です。(散策紀:夏の花サルスベリ散策、大町・材木座。

夏の本覚寺 サルスベリ

燃えるような本覚寺のサルスベリ

この日の夷堂は工事中ですがとても綺麗なサルスベリが。(2013/9/1撮影)

夏の本覚寺 サルスベリ

大町・材木座をぶらりとしましたが、この日の散策はやはりここの真っ赤に燃えるようなサルスベリが一番元気でした。(2013/9/1撮影)

冬の本覚寺

本覚寺の梅
本覚寺の梅

本覚寺の梅(2017年2月18日撮影)

本覚寺(えびす堂)の歴史

三角屋根が特徴的な夷堂。かつてこの地に鎌倉の守護神を祀る天台宗の夷堂があったと言われており、源頼朝が鎌倉幕府開幕の際に、幕府の裏鬼門(南西)の鎮守として建てられました。
鎌倉時代の1274年(文永11年)、佐渡流罪を解かれ鎌倉に戻った日蓮がこの夷堂に滞在して布教を再開したと言われています。1333年(元弘3年)新田義貞の鎌倉攻めで消失しましたが、この伝説にちなんで一乗日出が日蓮宗のお寺を創建しました。
本覚寺分骨堂には、久遠寺への参詣が困難な老人や女性のために身延山から分骨した日蓮上人の分骨が納められています。このため「東身延」「日朝様」とも呼ばれ親しまれています。

本覚寺(えびす堂)へのアクセス

  • 所在地: 神奈川県鎌倉市小町1-12-12
  • アクセス: JR鎌倉駅 徒歩5分

本覚寺(えびす堂)について

  • 拝時間:自由
  • 拝観料:無し(志納)
  • 駐車場:無し
  • 山号:妙厳山
  • 宗派: 日蓮宗 本山
  • 創建: 1436年(永享8年)

こちらもどうぞ。本覚寺周辺の散策記

→桜をもとめて~春の妙本寺・大町エリア~(2015年3月28日)
→夏の花サルスベリ散策。大町・材木座(2013年9月1日)

こちらもどうぞ。鎌倉えびす周辺のみどころ

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