鎌倉七福神寿老人(長寿の神)。小町の妙隆寺
2019/07/22
小町のお寺妙隆寺の長寿の神寿老人(じゅろうじん)様は鎌倉江ノ島七福神のひとりして有名です。
小町の住宅街ひっそりと佇むお寺。このあたりは鎌倉幕府の有力御家人、千葉常胤の子孫である胤貞の邸宅跡で「千葉屋敷」と呼ばれています。
小さなお寺ですが、焼いた鍋を被らされる拷問を受けた「鍋かむり日親上人」の逸話や、鎌倉七福神巡りの「長寿の神寿老人(じゅろうじん)様」が鎮座するユニークなお寺です。
鎌倉七福神のひとり寿老人(長寿の神)が鎮座する妙隆寺の祠。
春の妙隆寺
鎌倉七福神巡りのひとつではありますが、あまり有名ではないこのお寺は、実は桜が美しいお寺のひとつです。
(散策紀:桜をもとめて~春の妙本寺・大町エリア~)
山門から本堂を望むと桜が!
本堂前に堂々たる桜。満開!
本堂前に堂々たる桜。
秋の妙隆寺
門前の紅葉。(2014年11月30日撮影)
同じく門前の紅葉。(2014年11月30日撮影)
長寿の神、寿老人(じゅろうじん)様
寿老人(じゅろうじん)様は鎌倉七福神のひとりとして有名です。中国宋代の人であり長寿の神様。欅(けやき)の一本造りの尊像が祀られる祠。
鍋かむり日親
二代日親は、開山の日英の甥にあたる。
妙隆寺二代の日親上人は、室町幕府六代将軍足利義教に日蓮宗への改宗を試み、『立証治国論』を直訴したことから拷問を受け、焼けた鍋を頭に被せられ「鍋かむり日親」として知られています。
また激しい修行をした池が碑とともに伝えられています。
鍋かむり日親上人の像
寒中に激しい修行をしたと言われています。
なべかむり日親上人行法御池之霊跡
鎌倉七福神巡りと妙隆寺
七福神巡りとは七福神を巡ることで願望成就を達成しようとするものです。この鎌倉にも独自の鎌倉七福神巡りがあり、鎌倉ならではの魅力がたくさんあります。そのうちのひとつがこの妙隆寺です。長寿の神寿老人(じゅろうじん)様が七福神の一神。
妙隆寺について
- 所在地:神奈川県鎌倉市小町2-17-20
- アクセス:(徒歩)JR鎌倉駅 徒歩10分
- 拝観時間:日中
- 拝観料:なし
- 駐車場:近隣の有料駐車をご利用ください
- 宗派:日蓮宗