お猿畠。法性寺
2021/05/09
日蓮を助けた白猿で有名な法性寺。
山門に掲げられた「猿畠山」
法性寺は鎌倉と逗子の間、名越の切り通しハイキングコースへの入り口にあたり、地元では古くから「おさるばたけ」の愛称で親しまれております。(2010年8月8日撮影)
法性寺とは
日蓮宗を開いた日蓮聖人が襲撃された時、白い猿が現われ日蓮の命を守ったと言われています。
法性寺の頂上には「山王大権現」がお祀りされており、日蓮が山王大権現の化身である白猿に導かれてお猿畠法性寺へ一時難を逃れたといわれています。
法性寺の見どころ
法性寺の本堂
(2010年8月8日撮影)
奥の院
本堂のから更に山に分け入ると法性寺奥の院があります。(2010年8月8日撮影)
日蓮の岩窟
日蓮が避難した岩窟。1260年(文応元年)「立正安国論」を北条時頼に建白した日蓮聖人は、これが原因で松葉ヶ谷の草庵が焼き討ちされてしまいます。この松葉ヶ谷法難の際に、白猿に導かれて避難したという岩窟が法性寺に残されいます。(2010年8月8日撮影)
日朗上人御廟所
日朗は「日蓮六老僧」の一人。1271年(文永8年)日蓮が捕らえられて佐渡流罪となったときには、一緒に捕らえられ光則寺にある土牢に幽閉されたと言われています。日朗上人は安国論寺で荼毘に付され法性寺に葬られたと言われています。(2010年12月12日撮影)
山王大権現
松葉ヶ谷法難の際に、日蓮を救ったという白猿は山王大権現の使いという伝説です。(2010年12月12日撮影)
山頂からの眺め
法性寺の裏山は、山頂まで登ると逗子の町と逗子海岸を一望することができます。(2010年12月12日撮影)
大切岸(おおきりぎし)
鎌倉時代のロマン感じる。防衛機構
法性寺の裏山からは、大切岸が遠望できます。大切岸は北条氏が三浦半島の三浦氏の攻撃に備えるために築いた防御施設だといわれています。(2010年12月12日撮影)
名越切通し
名越切通し法性寺口
法性寺は「法性寺口」という名越切通しへの入り口のひとつです。法性寺裏山の墓地から、さらに奥に進むと名越切通しハイキングコースにつながっています。(2016年5月5日撮影)
名越切通しへのアクセス
法性寺について
- ホームページ:法性寺公式ホームページ
- 拝観料:なし
- 宗派:日蓮宗
法性寺へのアクセス
- 所在地:神奈川県逗子市久木9-1-33
- アクセス:JR逗子駅 徒歩10分
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