鎌倉のぼたもち寺。常栄寺
2019/05/25
ぼたもち寺の愛称で親しまれる、鎌倉は大町のお寺です。
大町の通り沿いにあるぼたもち寺は、鎌倉時代、危機にあった日蓮に、一人の老婆がぼたもちを差し出した逸話にちなんでいます。大町の歴史散策にいかがでしょうか。
ぼたもち寺(常栄寺)のみどころ
ぼたもち寺の門前
大町の通り沿いにあるぼたもち寺は、赤い門前が特徴的です。
頸つなぎのぼた餅
ぼたもちと日蓮の逸話が境内に掲載されています。
ぼたもち寺由来。鎌倉時代に龍ノ口で刑に処されることになっていた日蓮に、一人の老婆がぼたもちを差し出した逸話に由来します。
法華経を広めるため、他の宗派を否定した日蓮は、幕府に危険視されており、刑に処されることになりました。その刑場へ向かう途中、ひとりの老婆「桟敷の尼」が日蓮に胡麻入りのぼた餅を捧げました。
刑がまさに執行される時、江ノ島方面の空に光る物体が出現したために、周囲がが恐れをなして刑は中止になりました。その後、老婆が渡したぼたもちは「首つなぎぼたもち」として語られて、このお寺の由来になっています。
寺号は老婆「桟敷の尼」の法号「妙常日栄」にちなんだものです。
春のぼたもち寺(常栄寺)
ぼたもち寺、門前を彩るつつじ。(撮影2017年4月30日)
ぼたもち寺、GWの鎌倉は夏の匂いがします。(撮影2017年4月30日)
大町の通りは散歩道に最適です。そこらに咲くつつじに早夏を感じます。(撮影2017年4月30日)
ぼたもち寺(常栄寺)へのアクセス
所在地: 鎌倉市大町1-12-11
鎌倉駅より徒歩10分
ぼたもち寺(常栄寺)について
- 創建:1606年(慶長11年)
- 拝観時間:境内自由
- 拝観料:無料
- 駐車場:なし
〜週末、お出かけ。鎌倉トリップ。〜