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【鎌倉】長谷寺。鎌倉の大人気定番の観光スポット

      2023/09/30

オススメ度:鎌倉 観光 オススメ
長谷寺の紅葉ライトアップ 2022年

鎌倉でライトアップされた紅葉を鑑賞できるのは長谷寺だけ


国内最大級の観音様を祀る長谷寺。境内を彩る花々季節ごとに美しく、初夏のあじさい、秋の紅葉の時期は鎌倉を代表する観光地となります。
本尊の十一面観世音菩薩、通称「長谷観音」は奈良時代にクスノキの霊木より刻出されたと伝えられています。境内は手入れが行き届き、花浄土を思わせる四季折々の花木、相模湾の雄大な眺望を楽しむことができます。

普段は体験できない、お寺での幻想的な夜の紅葉は鎌倉のを代表する秋の風物詩です。この時期にしか体験できない夜のお寺「夜間特別拝観」では、夕暮れに時間になるとゆっくりと紅葉がライトアップされます。紅葉ライトアップの時期は日没が早く閉園も早いので、夕方に長谷寺に入り、日中の美しい紅葉が幻想的な夜の風景へと変化する様子を楽しんではいかがでしょうか。

【厳選】鎌倉の紅葉のオススメは?

鎌倉の紅葉は、例年10月下旬から12月中旬頃までたのしむことができます。
こちらでは、鎌倉トリップ編集部が厳選する鎌倉の紅葉ベストポイントを毎年お届けしています♪

【編集部厳選】鎌倉の紅葉オススメを見る


鎌倉長谷寺とは

長谷寺はあじさいの時期をはじめ、1年を通じて四季折々の花々に彩られています。境内を彩る花々は「鎌倉の西方極楽浄土」と賞賛されていて、あじさいが美しい眺望散策路は鎌倉の絶景のひとつ。自然と仏教文化が感じられる長谷寺は鎌倉散策の醍醐味です。見晴台からの鎌倉の街並みや海の眺めも鎌倉らしい絶景です。

736年(天平8年)の建立の大変歴史のある鎌倉のお寺です。

長谷寺(鎌倉長谷観音)の下境内のみどころ

長谷寺は観音山のすそのから中腹にかけて境内が広がっています。山門があるすその(下境内)から、本堂のある中腹(上境内)まで、見どころが満載です。

赤い提灯と山門

鎌倉 長谷寺 赤い提灯と山門

訪問者を迎える長谷寺の「門かぶりの松」

赤いおおきな提灯と「門かぶりの松」の松木が印象的な山門。(2013年12月8日撮影)

長谷寺庭園。放生池と池泉回遊式庭園

妙智池と初夏の紫陽花

池泉回庭園と紫陽花

放生池を中心とした複数の池が配された回遊式の庭園です。庭園は四季の花で彩られます。6月は紫陽花が池を彩ります。(2021年6月13日撮影)

放生池と池泉庭園をもっと見る

和み地蔵・良縁地蔵

鎌倉 長谷寺 和み地蔵

インスタ映え間違いなしのかわいい和み地蔵♪

大きな和み地蔵は人気の撮影ポイント。和み地蔵のほか、かわいい3体の石ん子地蔵の良縁地蔵は境内の3箇所にあり、すべて見つけると幸せになれるという逸話も?(2010年7月25日撮影)

和み地蔵・良縁地蔵をもっと見る

弁天窟

鎌倉 長谷寺 弁天窟

探検気分を味わえる弁天窟

八臂の弁財天をお祀りする弁天堂。弁天堂のさらに奥には、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり壁面には弁財天とその眷属である十六童子が彫られています。(2018年11月24日撮影)

長谷寺弁天窟をもっと見る

弁天堂

鎌倉 長谷寺 福徳弁才天

福徳弁才天を祀る弁天堂

長谷寺の弁天像は江戸時代には「出世弁才天」の名で世に知られ、現在その尊像は上境内にある「観音ミュージアム」に収蔵され、その代わりに福徳弁才天が祀られています。
写経・写仏はかつては弁天堂で体験できましたが、現在その役割は書院に移っています。(2021年6月13日撮影)

長谷寺弁天堂をもっと見る

大黒堂

鎌倉 長谷寺 大黒天

鎌倉・江ノ島七福神。大黒天

鎌倉・江ノ島七福神のひとつ、堂内には「出世開運授け大黒天」「さわり大黒」が祀られていています。

長谷寺大黒堂を詳しく見る

書院(写経場)

鎌倉 長谷寺 写経

枯山水の庭が美しい書院

日本の美を実感できる庭園が広がる写経場。この庭園の真ん中の石畳に発見できたら幸せになるという「あられこぼし」という技法を用いたひとるだけ違う石があるそうです。長谷寺では写経・写仏を体験することができます。

長谷寺(鎌倉長谷観音)の上境内のみどころ

長谷寺は観音山のすそのから中腹にかけて境内が広がっています。山門があるすその(下境内)から、本堂のある中腹(上境内)まで、見どころが満載です。

かきがら稲荷大明神

鎌倉 かきがら稲荷大明神

観音像渡海のかきがら伝承

長谷寺のかきがら稲荷大明神。伝承によると、長谷寺の観音像はご尊体に付着した「かきがら」の導きにより鎌倉に流れ着いたと言われています。

阿弥陀堂(阿弥陀如来)

鎌倉 長谷寺 阿弥陀堂

源頼朝公の厄除け阿弥陀

この阿弥陀如来は、鎌倉幕府初代将軍の源頼朝(みなもとのよりとも)が、自身の42歳の厄除けのために建立したものと言われています。

長谷寺阿弥陀堂を詳しく見る

観音堂と十一面観音

鎌倉 長谷寺 観音堂 十一面観音

日本最大級の十一面観世音菩薩

上境内の中央に位置する観音堂。堂内には日本最大級の木造観音、十一面観世音菩薩が安置されています。非常に美しく見応えのある観音様です。

この十一面観音像は左手に蓮華(れんげ)を差した花瓶を、右手には地蔵菩薩の持ち物でもある錫杖を持つ独特な姿をしています。この姿は奈良の長谷寺の本尊とも共通していて、長谷寺様式と呼ばれていいます。現世利益の観音菩薩と、入滅後の来世を救済する地蔵菩薩、二つの慈悲を併せ持つ仏像です。
足利尊氏が1342年(康永元年)、観音像の金箔を補修しています。
※観音堂内は撮影禁止です。(2013年12月8日撮影)

→心震える鎌倉の巨仏5選をもっと見る

経蔵(転輪蔵)きょうぞう

鎌倉 長谷寺 経蔵の夜景

夕暮れの輪蔵。竹林が美しい

転輪蔵とも呼ばれ、中には回転式の書架があり、一回転させると一切経を読んだと同じ功徳があると言われています。
経蔵背後の斜面には散策路が巡らされ、周囲にはいろとりどりの紫陽花が二千本以上植えられています。(2013年12月8日撮影)

経蔵(転輪蔵)をもっと見る

見晴台

鎌倉 長谷寺 眺望

相模湾の雄大な眺望を。

見晴台からは手前に由比ヶ浜や材木座の町並み、その奥に相模湾と相模湾を一望できます。晴れた日には左手には三浦半島、右手には伊豆半島を望むことができます。

海光庵

鎌倉 長谷寺 お寺カレー

お寺カレーで有名な「海光庵」

長谷寺の本堂先にある「海光庵」。テレビでも取り上げられることのあるこのお店の人気のメニューは「お寺のカレー」。肉類を一切使わないというこだわりのカレーです。海光庵から相模湾をの景色を見ながらの食事は至極の贅沢時間です。

→海光庵についてを詳しく見る

観音ミュージアム

鎌倉 長谷寺 眺望散策路

観音菩薩のご利益を体験できる場所。日本で幅広く信仰された観音菩薩の教えを紹介する博物館。重文を含む寺宝を収蔵・展示しています。
入館時間:午前9時〜午後4時。無休。
*写真は公式HPより引用

眺望散策路

鎌倉 長谷寺 眺望散策路

経蔵(輪蔵)の裏手に開かれた散策路。斜傾地を利用した散策路は色とりどりのあじさいが植えらていて、6月には鎌倉でも有数のあじさい観光スポットになります。

【長谷寺のあじさい】を詳しく見る

長谷寺で愉しむ。多様なアクティビティ

長谷寺で写経体験♪

鎌倉 長谷寺 写経

予約に必要なし。好きな時間に写経・写仏ができます。

長谷寺では毎日、写経・写仏を体験することができます。道具は全てそろってますので、1,200円で手ぶらで気軽に体験できるのが嬉しいです。写経はおおよそ1時間、細かいところまで丁寧に書くと2時間ほどかかります。無心で向き合えば心も体もリラックスできるはず。

【長谷寺の写経体験】を詳しく見る

長谷寺と鎌倉七福神巡り

鎌倉七福神巡り

思い立ったら吉日。鎌倉七福神巡り

七福神巡りとは七福神を巡ることで願望成就を達成しようとするものです。この鎌倉にも独自の鎌倉七福神巡りがあり、鎌倉ならではの魅力がたくさんあります。そのうちにひとつがこの大黒天です。ただし本尊の大黒天は普段は宝物館に収蔵されているため、代打として「出世開運授け大黒天」や「さわり大黒」が祀られています。

鎌倉七福神巡りを詳しく見る

四季の花が美しい花の寺「長谷寺」の春夏秋冬

初夏の長谷寺。ツツジ、藤・牡丹

鎌倉 長谷寺 ツツジ 藤 ぼたん

初夏の長谷寺。つつじ、ふじ、ぼたん

初夏の長谷寺は、五月晴れの中、ツツジ、藤(ふじ)・牡丹(ぼたん)を楽しむことができます。本堂脇のあずまやの藤棚。(2017年4月30日撮影)

【長谷寺の初夏の花】を詳しく見る

大人気。長谷寺のあじさい散策路

鎌倉のあじさいの名所 長谷寺

経蔵と竹林とあじさい。

由比ヶ浜を望む長谷寺の眺望散策路は鎌倉有数のあじさいの名所!40種類以上、2,500株を超え紫陽花は圧巻。360度に絶景が広がります。あじさいの時期には大変混み合います。(2021年6月13日撮影)

【長谷寺のあじさい】を詳しく見る

鎌倉の人気の紅葉ライトアップ

【2023年】長谷寺の紅葉ライトアップは2023年11月23日(木・祝)~12月3日(日)です♪

長谷寺の紅葉ライトアップ 2023年

鎌倉でライトアップされた紅葉を鑑賞できるのは長谷寺だけです。
紅葉の時期の長谷寺では「紅葉ライトアップ(夜間特別拝観)」を毎年開催し、秋の鎌倉を代表する風物詩になっています♪
今年は例年通り11月23日(木・祝)~12月3日(日)の開催です。暖かい格好でお越しください。お見逃しなく!

【2021年】長谷寺紅葉ライトアップ情報

  • 日時:2023年11月18日(金)〜12月11日(日)
  • 時間:日没よりライトアップ 閉門19時00分 閉山19時30分
  • 拝観料:大人400円 小学生200円

長谷寺の紅葉ライトアップはこちら

長谷寺とは

正式名は「海光山慈照院長谷寺」。
寺伝によれば、721年(養老五年)、開山の徳道が奈良の泊瀬(長合)山中において楠の木から二体の観音像を作らせて、その一体を「奈良の長谷寺」に安置しました。このとき、有縁の地で衆生を済度するよう願いを込め、残る一体を海に流しました。流されたもう一体の観音像は726年(天平八年)に相模国の長井浦(現在の概須賀市長井)に流れ着き、これを現在の長谷に移して、藤原鎌足の孫である房前が創建したのが長谷寺の始まりといわれています。

史実は不明な点もあるのですが、梵鐘に1264年(文永元年)との銘が刻まれているので、鎌倉時代後期に長谷寺があったことは間違いないとされています。創建当初は真言律宗の寺だったともいわれています。室町時代には建長寺の塔頭が管理したこともあったようで、江戸初期に浄土宗となっています。

城東三十三観音場の第四番札所で、長合大観音で有名になると、多くの庶民から信仰を集めるようになりました。

長谷寺(鎌倉長谷観音)の境内案内図

鎌倉 長谷寺  地図
※クリックで拡大

長谷寺(鎌倉長谷観音)へのアクセス

  • 鎌倉市長谷3-11-2
  • 江ノ電長谷駅から徒歩5分。JR鎌倉駅よりバス「長谷観音」下車、徒歩5分。

長谷寺(鎌倉長谷観音)について

  • 拝観時間:夏時間(3月~9月)午前8時~午後5時 /冬時間(10月~2月)午前8時~午後4時30分
  • 拝観料:大人300円。小学生200円
  • 駐車場:有り(30分350円)※近隣にコインパーキング多数有り
  • ホームページ:www.hasedera.jp
  • 山号:海光山
  • 宗派:単立(浄土宗系)
  • 創建:736年(天平8年)
  • 開山:徳道
  • 開基:藤原房前
  • 本尊:十一面観音

こちらもどうぞ。長谷寺周辺の散策記

→外国人向け、鎌倉観光スポット(2014年5月17日)
→夏も盛りの長谷。ぷらり散策。(2014年7月20日)

こちらもどうぞ。長谷寺周辺のみどころ

#池のほとりの仏足石 #3つの良縁地蔵 #観音堂の桜 #放生池と妙智池と清浄池

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