明王院。鎌倉五大堂
2021/10/10
鎌倉五大堂明王院
鎌倉幕府の四代将軍「藤原頼経(ふじわらよりつね)」が将軍の祈願所として建立した明王院。(2012年1月8日撮影)
明王院とは
五大明王を祀る真言宗のお寺。幕府の鬼門の方向に当たるため鬼門よけ祈願寺として本尊の五大明王が大きな御堂にそれぞれ祀られていたことから、古くから五大堂と呼ばれていました。
倶利伽羅守、腕輪守が有名です。
五大明王とは
不動明王、降三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王です。
鎌倉市内で祀られているのは明王院だけです。
毎月28日には護摩法要が行われ、この時だけは誰でも本堂に入ることができます。
明王院の参道。(2012年1月8日撮影)
明王院の周辺
朝夷奈切通し(あさいなきりどおし)
鎌倉中心部と六浦(横浜市金沢区)をつなぐ、かつての主要路(六浦道)です。鎌倉の海は遠浅で、波の高い時に船をとめる事ができなかったので、鎌倉の東側にある六浦が鎌倉の海の玄関として栄えました。かつての古道の趣きを残していて、中世の雰囲気のあるハイキングコースとしてもオススメです。
明王院へのアクセス
所在地:神奈川県鎌倉市十二所32
アクセス:JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉」駅下車、京急バス 系統番号 鎌23・24・36番 「泉水橋」バス停より徒歩3分
明王院について
- 山号:飯盛山寛喜寺明王院(はんせいざんかんぎみょうおういん)
- 宗派:真言宗御室派
- 創建:1235年(嘉禎元年)
- 開基:藤原頼経(ふじわらよりつね)
- 開山:定豪(じょうごう・元鶴岡八幡宮別当)
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