新田義貞に縁のあるお寺。九品寺(くほんじ)
2019/05/19
倒幕のために鎌倉を攻めた新田義貞はこの地に本陣を構えました。
1333年、稲村ヶ崎を超えて鎌倉に入城した新田義貞はこの九品寺にあたりに陣をかまえ、北条軍と睨み合ったとされます。
九品寺とは
鎌倉幕府倒幕の立役者である新田義貞は1333年、九品寺に陣を構え、境内裏手の高台から陣頭指揮をとりました。いまでも高台からは幕府方面、つまり鶴岡八幡宮が見通せることができ、往時を偲ぶことができます。
そして鎌倉幕府が倒幕され、建武の新政が始まると、この時の戦没者の霊を弔うために九品寺が建立されました。
鎌倉幕府の最期に大きな影響を及ぼしながらも鎌倉にゆかりの薄い新田義貞。義貞ゆかりの唯一のお寺です。
九品寺のみどころ
「内裏山」。山門の額
山門の「内裏山」、本堂の「九品寺」の文字は、新田義貞の直筆を写したものです。もとの額は残念ながら傷みがちなため本堂に保管されています。
九品寺の草花
3月下旬にはボケ、ハクモクレン。5月には野ばらの一種ナニワイバラが白い花を咲かせます。
九品寺へのアクセス
所在地: 鎌倉市材木座5-13-14
鎌倉駅より徒歩18分。あるいは鎌倉駅から京急バス九品寺循環、または小坪経由逗子駅行きで5分、九品寺が下車 徒歩2分。
九品寺について
- 拝観時間:午前9時~午後4時
- 駐車場:なし
- 拝観料:無料
- 山号:内裏山(だいりざん)
- 宗派:浄土宗
- 創建:1336年(建武3年)
- 開山:風航順西
- 開基:新田義貞
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