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鎌倉十井。鎌倉の伝説の残る10の井戸

      2021/05/07

鎌倉の井戸歴史巡り
鎌倉観光をしていると、ふと井戸の史跡を発見したりしませんか?
海が近く水質のあまりよくなかった鎌倉。そんな鎌倉の井戸の中で美味しく、また伝説ある井戸が十箇所、鎌倉十井として史跡と残されています。


瓶ノ井(つるべのい)

明月院 瓶の井(つるべの井)

明月院の境内にある井戸

内部が水瓶のようになっていることから「瓶の井」と呼ばれます。鎌倉十井の中で現在でも使える貴重な井戸。

瓶の井(つるべの井)を詳しく見る

底脱ノ井(そこぬけのい)

海蔵寺の底脱ノ井

海蔵寺の境内にある井戸

北条時頼の外戚、安達泰盛(あだちやすもり)の娘である千代能(ちよのう)の詠に由来する底脱ノ井。
千代能が「千代能がいただく桶の底抜けて 水もたまらねば」と詠ったことに由来します。夕餉の水を汲みに来ると桶の底が抜けてしまって、この時に心の煩悩が解け、悟りの境地に至ったといわれています。

底脱ノ井(そこぬけのい)を詳しく見る

星ノ井(ほしのい)

星の井(ほしのい)

極楽寺切通の登り口に位置する星の井

かつて、この井戸をのぞきこむと、昼間も星の影が見えたことからこの名がついたといわれています。

星ノ井(ほしのい)を詳しく見る

甘露ノ井(かんろのい)

浄智寺 甘露ノ井

浄智寺山門にある井戸

浄智寺の山門手前にある井戸。不老不死の効能がある水であったという伝説が残ります。

甘露ノ井(かんろのい)を詳しく見る

鉄ノ井(くろがねのい)

小町通りにある井戸

1258年の火事により、扇ガ谷の寿福寺や鶴岡八幡宮の若宮などが焼かれました。その時焼かれた新清水寺の鉄の観音像がこの井戸から掘り出されたためこの名前がついたと言われています。

銚子ノ井(ちょうしのい)

長勝寺の付近にある井戸

井戸の全体の形が石で作られており、その形が銚子に似ていることからこの名前がついたと言われています。

泉ノ井(いずみのい)

浄光明寺の付近にある井戸

浄光明寺の付近にあり、この付近はこの井戸の名をとって泉ヶ谷(いずみがやつ)と呼ばれています。

扇ノ井(おうぎのい)

扇ヶ谷付近にある井戸(非公開)

扇を開いたような形をしていることから、また源義経(みなもとのよしつね)愛妾・静御前が舞扇を納めたからとも言われます。個人宅内にあり非公開。

棟立ノ井(むねたてのい))

覚園寺境内にある井戸(非公開)

井戸の形が家の棟形をしていることからこの名前がついたと言われています。別名の破風ノ井(はふのい)。覚園寺境内にあり非公開。

六角ノ井(ろっかくのい)

材木座にある井戸

井戸の形は八角形で、六角が鎌倉分、二角が逗子分であったところからこの名前がついたと言われています。保元の乱での源為朝の伝説もあり矢ノ根井(やのねい)とも言われています。

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