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【絶景】報国寺。絶対いきたい鎌倉の竹林。

   

オススメ度:鎌倉 観光 オススメ
足利氏、上杉氏の菩提寺として栄えた「報国寺(ほうこくじ)」。なんといっても境内の「竹の庭」が非常に有名なお寺です。ミシュラン・グリーンガイドでは、「報国寺」はなんと鎌倉で2箇所しかない三星★★★(わざわざ旅行する価値がある)の評価です♪
「報国寺」で幻想的な竹林と美味しい抹茶をいただけば、週末の非日常をすぐに味わうことができます。ここでは、「報国寺」の魅了と楽しみ方を紹介します♪

鎌倉 報国寺の竹林

竹の庭。一度は見たい鎌倉の絶景

竹林に散策路が巡らされ、思わず目を見上げてしまう美しさ。休耕庵という茶席では抹茶をいただくこともできます。(2023年5月1日撮影)

毎週日曜日の7時30分より一般の方も参加できる「日曜坐禅会」が行われています。

報国寺のウンチク

  • 創建は室町幕府を創った足利尊氏のおじいさん。
  • 竹林といえば京都の嵐山。規模は小さめですが鎌倉の竹林はここが最も有名。

魅惑の竹林に心癒される。報国寺(ほうこくじ)のみどころ

雑音のない静かな竹の庭。落ち着いた茶席。非日常の空間が味わえます。柔らかい木漏れ日が差し喧騒を離れた竹の庭で、お茶とお菓子で一服を。

鎌倉の竹林。報国寺(ほうこくじ)の竹の庭

報国寺の竹林

孟宗竹の美しさと力強さ

報国寺と言えば、美しき竹の庭。休耕庵という塔頭の跡に孟宗竹(もうそうちく)が生え、現在の「竹の庭」になりました。約2千本の孟宗竹の庭で、一年を通じて孟宗竹の美しさと力強さを堪能できます。非日常的な風景は鎌倉の竹林寺にふさわしい美しい散策路が設けられています。入場には300円。

報国寺を訪れたなら必ず立ち寄ってもらいたい、鎌倉の超有名な見どころのひとつ「報国寺の竹林」です。目で見て楽しむ事はもちろん、風が吹き抜けるたびに聞こえる竹のはが擦れる音などに耳を傾けるのも風情があります。日常を忘れて心落ち着くこと間違いないでしょう。

竹林内には散策路が巡らされ、「天岸の岩」や石塔が巧みに配置されています。
鎌倉 報国寺の竹林

休耕庵。報国寺(ほうこくじ)の抹茶処

鎌倉 報国寺の竹林にある散策路

報国寺の名所。竹の庭の中にある休耕庵

竹の庭の中にある休耕庵。木漏れ日が差し込む竹庭を眺めてお抹茶、至極の時間を過ごすことができます。竹の庭入場込み、お茶とお茶菓子付きで700円。

鎌倉 報国寺の竹林にある抹茶を楽しめる休耕庵

休耕庵。竹林と抹茶の共演を楽しめるオープンカフェ。入場料プラス600円で楽しめるので、報国寺を訪れたなら必ず体験してもらいたい場所です。

鎌倉 報国寺の竹林にある休耕庵の抹茶

休耕庵の至福のお抹茶。風の音や竹の葉のすれる音を聴きながら至福のひとときを♪ メニューはお抹茶のみですが、かわいらしい菓子がついてきます。

茶席・休耕庵を詳しく見る

報国寺の山門

鎌倉 竹林 報国寺 山門

美しい参道に続く「薬医門」

この門を額縁に見立てアプローチをのぞむ景色が絶景です。平成19年3月に再建されました。

報国寺の鐘楼

鎌倉 竹林 報国寺 鐘楼

茅葺きで趣のある報国寺の鐘楼(かねつき堂)。大正時代の関東大震災までは本堂も茅葺きだったそうですが、その名残を見ることができます。

報国寺本堂へのアプローチ

鎌倉 竹林 報国寺 本堂へのアプローチにある苔

美しいアプローチも楽しませてくれます。

報国寺の本堂

鎌倉 竹林 報国寺 本堂

報国寺の本堂には、南北朝期作の報国寺本尊、釈迦如来坐像(鎌倉市指定文化財)、川端康成が「山の音」を執筆したといわれる小机が残されています(ともに非公開)。

報国寺の五輪塔群

鎌倉 竹林 報国寺 五輪塔群

鐘楼脇には鎌倉幕府滅亡時に、北条高時に殉じた鎌倉将士の墓と伝えられる五輪塔群があります。

報国寺の竹の庭から望む、足利一族の墓(やぐら)

鎌倉 竹林 報国寺 足利一族の墓

竹林背後のやぐらには、足利家時(室町幕府開祖、足利尊氏の祖父)、足利義久(四代鎌倉公方、持氏の嫡男。十歳でこの地で自刃。)の墓がある。

報国寺の枯山水の庭園

鎌倉 竹林 報国寺 枯山水の庭園

竹の庭の奥にある枯山水の庭園。息をのむ美しさに心癒されます♪玉砂利を敷き詰めたこのお庭は、春はサンシュユ、初秋のハゲイトウが美しく見頃です。

報国寺から鎌倉の歴史巡礼へ。衣張山ハイキングコース

衣張山

衣張山ハイキングコースは、鎌倉東部の外周を巡るハイキングコースで、報国寺から歩きはじめ最長で逗子まで抜けるコース。起伏も大きく全長約5キロ以上と歩きごたえのあるコースです。衣張山の由来は、鎌倉幕府を創設した源頼朝と妻の政子がこの山に衣を張って雪山に見立てて涼をとったという伝説から。鎌倉市街地と海、そして富士山も一望できる山頂からの眺望は、映画『海街diary』でも使われました。

→衣張山ハイキングコースを詳しく見る

報国寺の紅葉

竹林と紅葉を両方贅沢に楽しめる、そんな報国寺の紅葉の見頃は11月下旬。鎌倉駅や北鎌倉の主要観光スポットから離れていることもあり、紅葉の時期は、鎌倉紅葉の穴場紅葉スポットです。

報国寺の紅葉

11月上旬の報国寺の境内。報国寺の紅葉を楽しむのはまだ先ですね。(2019年11月4日撮影)

鎌倉 竹林 報国寺の釈迦堂の前の紅葉

本堂の脇、釈迦堂の前に一本の紅葉。(2016年11月13日撮影)

鎌倉 竹林 報国寺の竹の庭の入り口の紅葉

竹の庭の入り口に一本の紅葉。(2016年11月13日撮影)

鎌倉の紅葉のオススメは?

鎌倉の紅葉は、例年10月下旬から12月中旬頃までたのしむことができます。鎌倉トリップ編集部では厳選した鎌倉の紅葉ベストポイントを毎年お届けしています♪

【編集部厳選】鎌倉の紅葉オススメを見る

初夏の報国寺

オオデマリ

鎌倉 竹林 報国寺に咲くオオデマリ

竹の庭の奥、オオデマリの白い花が初夏の空に映えます。(2015年5月6日撮影)

報国寺とは(報国寺の歴史)

かつては足利、上杉両氏の菩提寺として栄え、鎌倉五山・十刹に次ぐ諸山に数えられ官寺の格を与えられていました。

1438年(永享10年)の永享の乱の際、室町幕府6代将軍足利義教(あしかが よしのり)に敵対した4代鎌倉公方足利持氏(あしかが もちうじ)の嫡男でわずか10歳の足利義久(あしかが よしひさ)がこの地で自刃しました。竹林背後のやぐらには、この義久、そして足利家時(室町幕府開祖、足利尊氏の祖父)の墓があります。

鐘楼脇には鎌倉幕府滅亡時に、北条高時に殉じた鎌倉将士の墓と伝えられる五輪塔群があります。

宅間ヶ谷にあるため「宅間寺」と呼ばれることもあるが、孟宗竹の整備されることから「竹庭の寺」としてあまりに有名。

開山 天岸慧広(てんがんえこう・仏乗禅師)

開山は古山文学を代表する「天岸慧広(てんがんえこう・仏乗禅師)」。天岸慧広は中国より招聘された円覚寺の開山「無学祖元(むがくそげん)」に師事し、のちに中国に渡って修行した高僧です。天岸慧広自筆の「東帰集」や自ら使用した「天岸」「慧広」の木印は国の重要文化財。鎌倉国宝館に保管されています。

報国寺の御朱印

報国寺の御朱印

鎌倉三十三観音第10番の御朱印「聖大悲殿」。(2016年11月4日撮影)

報国寺へのアクセス

所在地: 神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目7-4

  • バス:鎌倉駅から京急バス。[鎌23・5番]太刀洗行き、[鎌24・5番]金沢八景行き、[鎌36・5番]ハイランド行き 約12分、浄明寺バス停下車 徒歩3分
  • 徒歩:鎌倉駅より徒歩約25分
  • 駐車場:数台分有り

茶席・休耕庵を詳しく見る

報国寺について

  • 拝観時間:午前9時~午後4時
  • 拝観料:竹の庭は300円 小学生以下無料 ※休耕庵 竹庭の茶席(お茶とお菓子付き)は600円
  • 駐車場:数台分有り
  • 山号:功臣山(こうしんざん)
  • 宗派:臨済宗建長寺派
  • 創建:1334年(建武元年)
  • 開山:天岸慧広(てんがんえこう・仏乗禅師)
  • 開基:足利家時(足利尊氏の祖父)
  • 本尊:釈迦如来坐像(市指定文化財・宅間方眼作) ※本尊の拝観は堂外から

こちらもどうぞ。報国寺周辺のみどころ

報国寺の観光について

Q. 報国寺の拝観料はいくらですか?
A. 報国寺の竹の庭への入場は大人300円。休耕庵の茶席で抹茶を楽しむ場合はプラス600円です。(2019年11月時点)

Q. 報国寺に駐車場はありますか?”
A. 報国寺には拝観者用の駐車場が数台あります。ただし数が少ないので満車の場合は近隣 の有料駐車場をご利用ください。

Q. 報国寺の見どころはどこですか?
A. 報国寺の見どころはなんといっても「竹林」です。もし時間と予算に余裕があれば、竹林の中の茶席で抹茶を楽しめる休耕庵をご利用ください。


#サクラ #夏の終わりのハゲイトウ
週末、お出かけ。鎌倉トリップ。

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