源頼朝(みなもとのよりとも)と鎌倉
2022/05/28
鎌倉幕府初代将軍、源頼朝(みなもとのよりとも)
鎌倉幕府の創設者。武家政治の創設者
鎌倉幕府初代将軍。1180年(治承4年)北条時政などの坂東武士らと平家打倒の挙兵。鎌倉を本拠として独立した武家政権を創設した。源平合戦では、弟である源義経(みなもとのよしつね)として平家を倒し、奥州合戦で奥州藤原氏を滅ぼし、1192年(建久3年)に征夷大将軍に任じられた。
源頼朝(みなもとのよりとも)の家系
- 父:源義朝(みなもとのよしとも)
- 弟:源範頼(みなもとののりより)
- 弟:源義経(みなもとのよしつね)
- 弟:阿野全成(あのぜんじょう)
- 妻:北条政子(ほうじょう まさこ)
- 長女:大姫
- 長男:鎌倉幕府第2代将軍 源頼家(みなもとのよりいえ)
- 三男:鎌倉幕府第3代将軍 源実朝(みなみもと さねとも)
源頼朝(みなもとのよりとも)と鎌倉の歴史
清和源氏の一流である河内源氏の源義朝(みなもとのよしとも)の三男として生まれる。しかし、義朝が平治の乱で敗れると伊豆国へ配流された。
その後、1180年(治承4年)以仁王の令旨を受けると北条時政などの坂東武士らと平家打倒の挙兵。鎌倉を本拠として武士の政府である幕府を創設。源平合戦では、弟である源義経(みなもとのよしつね)として平家を倒す。
平家討伐で戦功のあった源義経を追放の後、奥州合戦で奥州藤原氏を滅ぼす。1192年(建久3年)に征夷大将軍に任じられた。
頼朝公坐像
鎌倉の中央に位置する源氏山公園の頼朝公は、いまでも鎌倉の街を見守っています。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、大泉洋さんが源頼朝を演じます。
源頼朝(みなもとのよりとも)と鎌倉の史跡
【鶴岡八幡宮】頼朝が創設した鎌倉幕府
鎌倉幕府の宗社にふさわしく。
鎌倉の中心地。源氏、そして鎌倉武士の守護神社。
1180年に源頼朝が現在地に遷し。放生会や流鏑馬を奉納。以来様々な幕府の行事が行われました。
鎌倉散策に訪れる観光客がまず足を運ぶスポットです
鎌倉の中心社にふさわしく、鶴岡八幡宮には舞殿・本宮を始めとしてたくさんの見どころがあります。
- 所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- アクセス:鎌倉駅東口より徒歩10分
【源氏山公園】源氏の白旗を立てた源氏のルーツ
鎌倉を見守る頼朝公。
旗立山とも呼ばれる源氏のルーツ
かつて後三年の役で有名な源義家(よしいえ・八幡太郎)が出陣の際に、この山に源氏の白旗を立てて戦勝を祈願したと言われています。ピクニックエリアには頼朝公の像が鎮座し訪れる人々を見守っています。
- アクセス:北鎌倉より葛原岡ハイキングコースから(北鎌倉駅から徒歩 約35分)ほか
【法華堂跡】源頼朝の墓
源頼朝の法華堂跡
初代鎌倉幕府将軍、源頼朝の墓
1199年(建久10年)に頼朝が53歳で没すると、法華堂は幕府創始者の墳墓堂として、のちの時代の武士たちからもあつい信仰をあつめました。
- アクセス:鎌倉駅より徒歩約15分
【永福寺】復元する幻のお寺
幻の大寺。復元が進められています
源義経を初め奥州合戦の戦没者の慰霊の為、源頼朝が建立した永福寺。
永福寺(ようふくじ)は源頼朝が、源義経や藤原泰衡など奥州合戦の戦没者を弔うために建立した寺院です。荘厳な奥州平泉の二階大堂大長寿院を模して1192年(建久3年)に着工されました。
- 所在地:鎌倉市二階堂178 付近
- アクセス:鎌倉駅東口より徒歩約25分
【大蔵幕府跡】鎌倉幕府跡のひとつ
清泉小学校脇の大倉幕府跡を示す石碑
1180年(治承4年)鎌倉に入った源頼朝は大藏卿に御所を建てました。頼朝はこの御所で政治を行ったため、のちに「大藏幕府」と呼ばれるようになります。
- 所在地:鎌倉市雪ノ下3-11
- アクセス:鎌倉駅東口より徒歩約25分
【阿弥陀如来】長谷寺の阿弥陀堂
厄除けのために建立した阿弥陀如来
長谷寺の阿弥陀堂に安置されている阿弥陀如来。この阿弥陀如来は、頼朝自身の42歳の厄除けのために建立したものと言われています。
紅葉の時期ライトアップされる長谷寺の阿弥陀堂
- 所在地:鎌倉市長谷3-11-2
- アクセス:江ノ電長谷駅から徒歩5分
【佐助稲荷神社】挙兵を助けた佐助稲荷
鎌倉の最強出世開運スポット。佐助稲荷神社
源頼朝が挙兵の際に、翁姿に身を変じた神霊が夢枕に立ち、平家討伐をすすめたと言われる佐助稲荷神社。
フォトジェニックな出世稲荷。佐助の隠れ里
- 所在地:神奈川県鎌倉市佐助2丁目22−2
- アクセス:鎌倉駅西口より徒歩約25分
【銭洗弁天】源頼朝が夢でお告げを受けて創建
金運・財運アップの有名スポットです。
災害が続いていた平安時代末期、源頼朝(みなとものよりとも)が「この地に湧き出す水で神仏を供養せよ、そうすれば天下泰平が訪れる」との夢のお告げとおりに泉をみつけました。そこで社を建てて宇賀福神を祀って天下泰平を祈願しました。
- 所在地:鎌倉市佐助2-25-16
- アクセス:鎌倉駅西口より徒歩約25分