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浄智寺。北鎌倉の隠れた名禅寺

      2019/11/10

鎌倉には珍しい鐘楼門や三体の仏像が鎮座する曇華殿、コミカルな七福神の布袋様がいらっしゃり見所も多くバラエティに富んだお寺です。

浄智寺 鐘楼門

鎌倉五山第四位。その権威の通りかつて大いに栄えたお寺ですが、現在は方丈など一部の建物を残すのみです。しかしながら近隣の著名な禅寺に比べると自然が深く野生的なのが魅力の浄智寺です♪
浄智寺の裏山、谷戸の奥には鎌倉大仏銭洗弁天(ぜにあらいべんてん)など鎌倉人気のスポットを結ぶハイキングコースが伸びていて、この鎌倉でも人気のハイキングコース、葛原岡・大仏ハイキングコースの起点にもなっています。

浄智寺のみどころ

浄智寺惣門(高麗門)

浄智寺 惣門 高麗門

「寶所在近」の文字が掲げられた惣門。その前の池には苔むした石の反橋がかかり、その脇に鎌倉十井のひとつ「甘露ノ井」があります。

甘露ノ井のひとつ(鎌倉十井のひとつ)

海に近い鎌倉はの水は塩分の影響を受けておいしくなかったと言われます。数少ないおいしい水を十井や五名水と言われます。

浄智寺 鐘楼門

浄智寺 鐘楼門

杉林に囲まれた参道は鬱蒼としていて、その先に鎌倉では珍しい唐様の鐘楼門があります。手前の鎌倉石の階段も美しく、すり減った鎌倉石が歴史を刻む古刹の佇まいをみせてくれます。2007年に再建された鐘楼門は「山居幽勝」の額が掲げられ、花頭窓のある上層には1649年(慶安2年)の梵鐘が吊るされています。

浄智寺 曇華殿(どんげでん)

浄智寺 曇華殿

曇華殿と呼ばれる仏殿です。本属は珍しく室町期作の木像三世仏坐像で県指定重要文化財です。向かって左から阿弥陀・釈迦・弥勒の各如来で、過去・現在・ 未来の時を代表しています。鎌倉地方に多い衣の裾を台座に長くたらした様式が見どころ。鎌倉仏の特徴をよく表しています。

茅葺きの客殿

浄智寺 書院

散策路にある書院。茅葺き屋根と庭が美しい。

子安観音

浄智寺 子安観音

裏庭の入り口あたり、観世音菩薩立像の向かいに立つ子安観音。

やぐら

浄智寺 やぐら

お寺の裏手には谷戸が広がり、鎌倉ならではのやぐらも見ることができます。

江ノ島鎌倉七福神、布袋尊

浄智寺 布袋様

お寺の裏手には谷戸に江ノ島鎌倉七福神のひとり、愛嬌のある布袋尊がいらっしゃいます。この布袋様は鎌倉七福神の一神、思い立ったが吉日!鎌倉の七福神巡りにチャレンジしても面白いかもしれません♪

鎌倉七福神巡り

七福神巡りとは七福神を巡ることで願望成就を達成しようとするものです。この鎌倉にも独自の鎌倉七福神巡りがあり、鎌倉ならではの魅力がたくさんあります。そのうちにひとつがこの浄智寺の布袋様です。

→鎌倉七福神巡りを詳しく見る

客殿から庭への眺め。

浄智寺 書院

書院から庭への眺め。とても風情があります。

葛原岡ハイキングコースの入り口。

浄智寺 葛原岡ハイキングコース

浄智寺は葛原岡ハイキングコース登山道への入り口となっています。鐘楼門を横目に裏山に進みます。

→葛原岡・大仏ハイキングコースを見る

宝庵(ほうあん)。北鎌倉の非公開の茶室

宝庵(ほうあん)

浄智寺から3分ほど山道を上がると、左手に宝庵(ほうあん)の美しい苔むした門が見えます。ここは北鎌倉の山中にひっそりと佇む非公開の茶室です。

→宝庵(ほうあん)を詳しく見る

史跡 天柱峰(てんちゅうほう)

天柱峰(てんちゅうほう)と葛原岡・大仏ハイキングコース

史跡 天柱峰(てんちゅうほう)

葛原岡ハイキングコースの最初の休憩ポイント「天柱峰(標高97メートル)」の丘。浄智寺~葛原岡神社間の中間地点の山頂付近です。天柱峰とは中国の元から来日し、浄智寺の住職を努めた「竺仙梵僊(じくせん ぼんせん)」が命名しました。この山頂にある「天柱峰碑(てんちゅうほうひ)」は昭和16年に建立されました。

→葛原岡・大仏ハイキングコースを見る

秋の浄智寺

浄智寺から葛原岡ハイキングコースへ

浄智寺の紅葉

浄智寺から3分ほど山道を上がると、宝庵(ほうあん)。道すがらの自然も美しい。

ススキ

浄智寺 ススキ

浄智寺の鐘楼門脇に伸びるススキ。(2013月10月13日撮影)

秋明菊(シュウメイギク)

浄智寺 秋明菊

浄智寺の庭に咲く秋明菊。(2013月10月13日撮影)

春の浄智寺

浄智寺の梅

浄智寺の梅

浄智寺の境内の梅。(2017月4月2日撮影)

浄智寺の梅

浄智寺鐘楼門の梅。(2017月4月2日撮影)

夏の浄智寺

浄智寺のあじさい

浄智寺のあじさい

浄智寺の参道、ピンクのあじさい。(2015月6月21日撮影)

浄智寺のあじさい

浄智寺の鐘楼門脇、白いあじさい。(2015月6月21日撮影)

浄智寺の草花

境内にはコウヤマキの巨木やハクウンボク、市天然記念物のビャクシン、タチヒガンザクラなど。
甘露の井にユキノシタ。
茅葺きの客殿周辺には、ビヨウヤナギ、ボタン、サルスベリ、シュウメイギクなど四季の花が咲き継ぐ。

浄智寺とは

浄智寺が創建された十三世紀の後半の鎌倉は、北条氏がきわめて盛大で禅宗がもっとも栄えた時期です。

1281年(弘安4年)執権として有名な北条時頼(ほうじょうときより)の三男、宗政が29歳で亡くなります。浄智寺は宗政夫人が幼少の師時(もろとき)を開基にして、宗政の菩提を弔うために創建されました。

開山が3名連なるのが、鎌倉では他に例をみませんが、当時は渡来僧が多かった禅宗の雰囲気が垣間見れます。史料が乏しく真相は不明ですが、3人の中で唯一の日本人である「南洲宏海」が、すでになくなっている「兀庵普寧(ごったんふねい)」に開山の名誉を遺贈し、実際には「大休正念(だいきゅうしょうねん)」を据えたのではないかと推測できます。

浄智寺が建つ山ノ内地区は、時の権力であり禅宗を保護した北条氏の所領だったので今でも禅寺たくさん残っています。山を挟んだ隣りは東慶寺。JRの線路を挟んでその向かいには人気の円覚寺があり、有名な建長寺も徒歩数分の場所にあります。また浄智寺は裏手の山へ続く葛原岡・大仏ハイキングコースの起点となっています。

浄智寺も他の禅寺と同じように、境内は山にかこまれ背後の谷戸に深く続き、長い歴史をもったお寺にふさわしい閑寂なたたずまいです。現在では地理的環境と鎌倉五山の伽藍遺構を後世に伝えるため、国の史跡として保護されています。

→葛原岡・大仏ハイキングコースを見る

浄智寺へのアクセス

所在地: 神奈川県鎌倉市山ノ内1402
アクセス: JR北鎌倉駅 徒歩10分


大きな地図で見る

浄智寺について

  • 拝観料:200円
  • 拝観時間:午前9:00~午後4:30
  • 山号:金宝山
  • 宗派:臨済宗円覚寺派
  • 開山:南洲宏海、大休正念、兀庵普寧(ごったんふねい)
  • 開基:北条師時
  • 創建:1281年(弘安4年)

こちらもどうぞ。浄智寺周辺のみどころ

浄智寺の観光について

よくある質問

Q. 浄智寺の拝観料はいくらですか?
A. 浄智寺の拝観料は大人200円です。(2019年11月時点)

Q. 浄智寺に駐車場はありますか?
A. 浄智寺には参拝者用の駐車場が複数台分あります。ただし鎌倉街道に面しているため車でお越しの場合は大変混み合いますので、可能な限り電車で北鎌倉の利用をおすすめします。

Q. 浄智寺の見どころはどこですか?
A. 浄智寺の見どころはなんといっても「曇華殿(どんげでん)」です。鎌倉でも珍しい三体の木像仏坐像が迎えてくれます。

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