甘露ノ井。浄智寺にある鎌倉十井のひとつ
2021/05/08
鎌倉十井の一つ。甘露ノ井
浄智寺の山門手前。池の脇にある竹で組んだ蓋のある井戸が「甘露ノ井」と呼ばれています。
不老不死の効能がある水であったという伝説が残ります。
1685年(貞享2年)水戸藩主・徳川光圀が家臣に編纂させた鎌倉の地誌「新編鎌倉志」によれば、浄智寺には複数の井戸があるという記述があり、どれも甘露ノ井である可能性があるようですが、現在では門前の井戸を甘露ノ井と呼んでいます。また、現存する庫裡裏の井戸も甘露ノ井と思われます。
海に近い鎌倉はの水は塩分の影響を受けておいしくなかったと言われます。数少ないおいしい水を十井や五名水と言われます。
鎌倉十井の一つです。
甘露ノ井周辺の見どころ
浄智寺。北鎌倉の隠れた名禅寺
鎌倉には珍しい鐘楼門や三体の仏像が鎮座する曇華殿、コミカルな七福神の布袋様がいらっしゃり、素朴ですが見所も多くバラエティに富んだお寺です。
鎌倉十井とは
- 鉄ノ井(雪ノ下・小町通り)
- 底脱ノ井(扇ヶ谷・海蔵寺)
- 泉ノ井(扇ヶ谷)
- 銚子ノ井(名越)
- 星ノ井(坂ノ下・虚空蔵堂)
- 六角ノ井(材木座)
- 瓶ノ井(山ノ内・明月院)
- 甘露ノ井(山ノ内・浄智寺)
- 棟立ノ井(二階堂・覚園寺)
- 扇ノ井(扇ヶ谷)
甘露ノ井へのアクセス
- 所在地: 神奈川県鎌倉市山ノ内1402 ※浄智寺の境内
- アクセス: JR北鎌倉駅 徒歩6分
週末、お出かけ。鎌倉トリップ。