安養院。北条政子ゆかりのつつじのお寺
源頼朝の妻、北条政子ゆかりのお寺。つつじで有名なお寺、安養院(あんよういん)。5月のゴールデンウィークの頃にはツツジが咲き誇ります。
安養院のシンボル。絶景のオオムラサキツツジ
安養院のシンボルとなっている初夏の門前のつつじ。オオムラサキツツジ、通称「おばけツツジ」。
風薫る五月、春と夏が行き交う季節の中でつつじが満開を迎えます。(2013年5月3日撮影)
安養院とは(安養院の歴史)
鎌倉幕府尼将軍と呼ばれた北条政子(ほうじょうまさこ)。1225年(嘉禄元年)、源頼朝の菩提を弔うため妻の北条政子が佐々目が谷に建立した祇園山長楽寺が前身。その後、鎌倉時代末期にこの場所に移り安養院になったと言われています。寺名は政子の法名「安養院」にちなんで改めてられたと言われます。
1680年(延宝8年)に焼失した際に、頼朝にかつて仕えていた田代信綱が建立し比企谷にあった田代観音堂を移築しいて合祀しました。それ以来「田代観音」とも呼ばれるようになりました。
本尊の千手観世音菩薩*がとても美しいお寺です。*撮影はできません。
世界のクロサワと呼ばれる映画監督、黒澤明のお墓も安養院にあります。
北条政子(ほうじょう まさこ)とドラマ
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、小池栄子さんが北条政子を演じています。
初夏の安養院は「つつじ」の一大名所です♪
必携!安養院のおばけつつじ
ゴールデンウィークには大型バスも乗り付ける「おばけつつじ」
安養院のつつじはGWの鎌倉の風物詩オオムラサキツツジ。通称おばけつつじは遠方から大型バスも観光にやってくるほどです。毎年少しづつ満開のピークは変わります。2016年(撮影時)は例年より少しピークが前倒しのようでGWにはピークを過ぎてしまったようです…
(2016年5月5日撮影)
桜とあじさいの観光ピークに挟まれているので以外と観光客が少なく、鎌倉散策にはオススメの時期です。(2019年5月3日撮影)
通称オバケツツジ、バス通りから。巨大な壁のようなつつじはまさに圧巻です!(2015年5月4日撮影)
毎年5月の連休の頃、安養院の境内にはツツジが咲き誇ります。
(2015年5月4日撮影)
境内裏手の宝篋印塔もつつじに囲まれています。
(2015年5月4日撮影)
安国論寺の富士見台から安養院を望む。この時期の安養院はツツジ一色で上空から見ても美しいです。(2021年5月3日撮影)
通称おばけつつじ
2021年の安養院。ゴールデンウィークには少しピークを過ぎた安養院のつつじ。(2021年5月3日撮影)
2019年の安養院。例年通りゴールデンウィークに満開を迎える安養院のつつじ。(2019年5月3日撮影)
2017年の安養院。この日はツツジ満開のピーク前。2部咲き程度でしょうか。タイミングをあわせるのはなかなか難しいですね。(2017年4月30日撮影)
北条政子ゆかりのお寺。安養院の見どころ
北条政子の墓
安養院開基で、源頼朝の妻、北条政子の墓と伝えられています。
(2015年5月4日撮影)
安養院の本堂
5月の連休の頃のツツジの時期は大勢の観光客で賑わいます。
(2013年5月3日撮影)
安養院の宝篋印塔
安養院以前にあった善導寺開山の尊観の墓と言われる宝篋印塔。鎌倉で最古(1308年)の宝篋印塔で国の重要文化財です。裏手はすぐに祇園山の崖です。
(2013年5月3日撮影)
安養院のマキ
安養院の境内に植えられている巨木「マキ」は、鎌倉市の天然記念物です。樹齢700年ともいわれています。一見の価値ありです。
夏の安養院
ツツジの時期ではない安養院の入り口はこのような感じです。緑が美しい。
安養院(ツツジ寺)へのアクセス
- 所在地: 神奈川県鎌倉市大町3-1-22
- 鎌倉駅東口より徒歩12分
安養院(ツツジ寺)について
- 拝観時間:午前9時~午後4時30分
- 拝観料:100円
- 駐車場:5台
- 山号:祇園山安養院田代寺
- 宗派:浄土宗
- 創建:1225年(嘉禄元年)
- 開山:願行上人
- 開基:北条政子
- 本尊:阿弥陀如来